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オカマだけどOLやってます。完全版 (文春文庫)

価格: ¥690
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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よかったです。 ★★★★☆
きちんとした形で送られてきました。梱包も適切でした。 内容は色々な苦労が具体的にわかりやすく書いてあります。人の苦労が伝わる本です。
淡々と語る面白さ。 ★★★☆☆
著者は「出るとこ出てねぇし、出なくていいとこが出てる」お方。自身をオカマと呼んでいる。性同一性障害という病名も持っているのですが、卑屈な感じがして嫌なのだそうだ。性同一性障害→世間に認められていない→生きるのがつらい→不幸、みたいな。でも、著者は病気で苦しんでいるようには決してみえない。自分がオカマであることを受け止め、のほほんと、自然体。
エッセイはめちゃ面白いです。OLになる前は男性として生きていたのだから、不思議な立場であったわけだ。淡々と語るエピソードは奇想天外で、卑屈さは全くなく、そして観察眼は素晴らしい。男性だったからこそわかる、女性(とくに団体)の性質、男性との微妙な差。オカマ用語も紹介されていたり、笑っていいのか、笑えます。もちろん病気なのだから苦しむ時もあって、恋愛話は読んでいて著者の並々ならぬ苦悩が伝わってきました。
女として生きることを決意し、OLになった著者。変わらぬ友人との仲。著者の人柄がきっと、性の枠を超え、愛されるものだったのだと感じました。そして、素直に自身の体験を綴っているからこそ、多くのヒトに支持され書籍化されたのでしょうね。
性別を超えたひとりのヒトとして生き方を尊重できる一冊でした。
漫画にすればよかったのに。 ★★☆☆☆
この本は、漫画にすればよかったのじゃないかと思います。実際、最初の数ページは漫画になっていますし、一話毎にイラストがつけられています。著者は、性同一性障害で、その症状がどういったもので、どんなところで悩んだり、生活をして行方での支障があったかを、割合淡々と独白しているのですが、日記のようなメモのような感じで書かれていて、もうひとつ、臨場感を得るにいたりませんでした。最近は、こういった話を上手に描く女性の漫画家が増えておられますので、そういう人たちの視点、タッチで描ければよかったのじゃないかな、と思いました。一言で言えば、無駄な部分が多すぎて、肝心なところは割合すっと飛ばしているようで、平板な印象です。
"オカマ"(性同一性障害)から見た男の世界&女の世界。気楽に楽しく読める。 ★★★★☆
本書は「オカマだけどOLやってます。」「オカマだけどOLやってます。ナチュラル篇」を加筆、再構成し、完全版として文庫化したものです。(横書きが縦書きになり、カラーイラストが白黒に変わりました。文庫版あとがきで、"タイに行ったその後の生活"について言及されています)
"性同一性障害"を抱えた著者が、自分の中の"オンナ"に目覚めつつも"オトコ"としての生活を続けていたときの話、そして、いかにして(戸籍は男のままで)OLライフを始められたかについての経緯が脱力系イラストとともに実にアッケらかんと語られています。特に面白かったのは、同僚(女性)から「実は男じゃない?」とバレないように如何に腐心したか、という話。女性って色々と気遣うんですねぇ…(知らんかったョ)"性同一性障害"に関する話題も色々と出てきますが、著者の筆にかかると、それほど悲愴感なく読めます。
原作ではカラーイラストだったのが白黒になっているのが少し残念ですが、こうして文庫本一冊でまとめて読めたのは良かったです。
気軽に読み始めたら... ★★★★★
思いのほか発見があった。
読み始めのうちは、
「へー、ネクタイにスーツがそんなにイヤだったんだ〜。
でもわかるなぁ。ワタシもフリルとかピンク色とかキライだし、
そういうのってあるよね。」
などと、軽い気持ちでうなづいていた。

が、最後の方で、
『「オカマ」という人種が異常に大好きな方々、いますよね。』
『彼女ら、私がオカマだというだけで、いきなり仲良しモード』
『私のオカマな部分しか見てないんだろうなあ、って。』

(能町さん風にいえば) うわーん、まさにそうだったよ。
今まで、友達にゲイの人とか紹介されて、“それだけ”で浮かれてたワタシ。
その人らの性格とか趣味とか以前に、「お近づきになれて、ウレシイわ♪」
みたいなノリで接してた。

すごく理解あるような態度で仲良くしていたけど、いくら好きといっても、
はじめから特別視している時点で、差別だったのかもなぁ...と、反省。
たしかに、こういう方たちのことがキライとか苦手という人より、
タチが悪いかもしれない。

障害とは思っていなかったが、世間の荒波にもまれて生きてるのかな、
という意識はあった。
気苦労の多い方たちもいるだろうけれど、能町さんはのほほんとしてるみたい。
うまいこと渡り合っているというか。(あくまでイメージ)

セキララな内容がおキラクにつづってある本。
OLさんは、お昼休みや休憩時間に会社で読むと、より楽しめるかも。