野田輝行
★★★★★
野田輝行 は、 野田輝行という作曲家の名前を勝手に使用し、大井和郎の批判目的のためにここに批評を書いている。 野田輝行の批評は大井和郎のCDのみであり、個人的なやっかみからこのようなコメントを載せている。
拍手をしたくなる名盤
★★★★★
やはり、収録盤の少ない「パガニーニによる超絶技巧練習曲集」に目がいきがちですが、「パガニーニによる大練習曲」も高度な完成度を誇り(さらにベーゼンドルファーを使用していることもあって)、聴く価値は十分です。
全体的な完成度は最高クラスの名盤だと思います。
お見事!!
★★★★☆
この曲集は嫌がらせに近いほど音が多く、和音も広い。最終稿の方が洗練されていて演奏効果が高い。
そのためか、録音した人は世界でもわずか数人しかいない。
そんな超難曲に挑んでくれた大井さんの功績を称えたい。
所々、かなり弾き苦しさが出ていたが機械のような演奏なら自動ピアノにでもやらせておけば良いわけで、人間らしくて味が出ていた。
ペトロフの名演にこそ届かないものの、欧米人に比べて指が短くかなり不利であるにも関わらずここまで完成度の高い演奏を編集もしないでやったのは素晴らしいと思う。
絶対に買って損はないでしょう。
素敵な4番
★★★★★
「24の大練習曲」「ラ・カンパネラの主題による華麗なる大幻想曲」と並ぶリストの人間演奏不能曲の「パガニーニによる超絶技巧練習曲」(愛称「パガ超」)。歴史上でもほとんど演奏者がなく、知名度は低いのだがあの「シナファイ」で有名な大井が演奏をみせてくれる。
演奏は軽やかで、特に超重量級の負荷で有名な4番も軽やかなタッチ。聴いていて楽しくなる。繊細なタッチで落ち着いており、無理して弾いた感がないのは流石。その他パガ超を改編したパガニーニ大練習曲も収録。両者を聴き比べることができ、ピアノの歴史や技巧を知る上で大変貴重な資料となる。
大井は「24の大練習曲」も挑戦予定とのこと。期待したい。
偉大なる快挙
★★★★★
ここに収められている曲は、リストがパガニーニから多大な影響を受け、開眼させられた超絶的テクニックの最初の研究成果が聴けます。リストの超絶技巧演奏の起源とも言える記念碑であり、その演奏技術の困難さは膨大なソロ・ピアノ曲の森にありながら最大の難曲と言われています。大井さんがやられた事はまさに偉業であり、想像を遥かに超えた演奏です。しかも・・このCDの嬉しとこは、改訂版が対になってて聞き比べ出来ることです。初期のリストを知る上で最高の一枚です。