願望を実現するためにはエゴを越えなければならない、と著者は言う。願ったことかすべて叶うのではなく、叶う願いは純粋な宇宙の法則に則ったことだけだからである。つまり金銭を得ること地位を築くことなど、通常我々が抱きやすいエゴに由来する願望は願っただけでは叶わないのである。
むしろ本来の自己を見失わせるエゴを超越し、より人間らしく生きるという根源的な願望を叶える方法を説いていることが本書の真骨頂であると思われる。
つまり願望は叶わないのだ。しかしそれが本当の願望であることに気づくこと、それが本書の趣旨だと考えたい。

著者の書籍を初めて読んでみました。
評判通り、宇宙の仕組み(自然界の法則)を良く理解されている方です。
瞑想や内観で大我(潜在意識)とつながる。
気分良く人に与える事により自分も豊かになる。
原因と結果(引き寄せ)の法則など、私が読んだ他の書籍と共通する部分もありますが、
より理解を深めるという意味で役に立ちました。
文章が少し読みづらい部分もありましたが、
私はこのような本をいろいろ読んで来たので何とか理解できました。
最近の引き寄せ本などを何冊か読んでから本書を読んだほうが良いかも知れません。
量的には多過ぎるという事はなく、簡潔にまとめられていると思います。
著者の別の書籍も興味がありますので、機会があれば読んでみたいです。

巻末の記述で、この本が復刻されるに当たって、
訳者の方が復刻の署名を集めたり、いろいろ尽力をつくされた事を知りました。
そのおかげでこの本を読む事が出来たので、訳者の方に感謝しています。

遅ればせながらチョプラ博士の著書を初めて読みました。チョプラ博士の著書の中でも最もロングセラーといわれるだけあって、申し分のない、素晴らしい内容で、人生に必要なことは全てこの中にある、と言っても良いくらい、密度の濃い本でした。

いくらでも膨らませることは可能なのに、必要なことを簡にして要を得た形で凝縮しているのがよくわかります。それだけに、類書に比べて若干、難解に感じましたが、潜在意識、宇宙意識、手放し、今ここなどに触れたことのある人であれば、メッセージはすんなりと頭に入ってくると思います。

エゴについては、「ニューアース」や「さとりを開くと人生は〜」、手放しの法則なら「人生を変える〜」のセドナ・メセッドが、原因と結果の法則ならジェームス・アレン、潜在意識ならマクスウェル・マルツといった一テーマだけでも大著になっているものを、やはり読んでいるのといないのとでは、理解は異なってくるかと思います。
表現が要点的で抽象度が若干高い分、読者の解釈に委ねられる部分がより多いように感じます。

正直、わずか１３０頁のこの小著だけですんなり７つの法則を理解し、習慣にしていくのは容易ではないかもしれません。読者によっては、本書が出発点となりそれぞれの分野を掘り下げていくでしょうし、また、様々な自己啓発書やスピリチュアル系の大著を読んできた上でこの本にたどり着いた人は、これを総復習書とすることができるでしょう。

コンテンツ、メッセージ、クレドとして、多くの人にとって、申し分のないバイブルになる可能性が高い名著であると思います。（各章の終わりに、「実践」のためのサマリーがあり、そこを読み返すだけで内容が思い出せるよう配慮されており、非常に役立ちます。）

惜しむらくは、本書のタイトルで、原題は、The Seven Spiritual Laws of Successで、「富」という言葉など入っておらず、その代わりに「スピリチュアル」な法則、となっているのに、日本語のタイトルでは「富と成功をもたらす７つの法則」と、若干ギラギラした印象を与えるタイトルになってしまっているところでしょうか。

丁寧な梱包で迅速に送付していただきました。ありがとうございます。

内容的にはとても良い事が書いてある…………のでしょう、おそらく。ｗ　
と言うのも、非常に読み難い本だからです。
チョプラ氏の著書は他にも３冊ほど読んでいますが、こんなに読み難いのは初めてじゃないかな？
とにかく表現が回りクドく、使われている言葉も難解。
このレビューの最初の方で、何人かの方が邦訳のマズさを指摘しておられますが、私もそれに一票投じます。

しかし、内容は本当に価値があるものだと思います。
ポイントを７つに絞ってあるのも簡潔で良いし、
各章毎に比較的実践しやすいエクササイズがあって役に立ちます。

コレが、もっとこなれた邦文だったらと思うと……、本当に惜しい。