録音が
★★★★☆
CTIシリーズ、全般に音がくぐもったようですっきりとしないですね。
LP時代は、人工的とさえ言えるクリアーさが売り物でしたが。
この時代、売れまくったタレンタインの作品は、肩の力抜けてどれも良い仕事です。
Sugarの代表作ほど個性的ではありませんが、適度なブローと叙情的な低音で
泣かせます。お買い得感はあり。
野太いブロウ!
★★★★★
野太く男性的なブロウが
ゴスペル調の「gibraltar」など
タレンタイン色に自在に美しく響く。
ブラジリアンジャズの「 salt song」や
エリック・ゲイルのギターがカッコイイ「storm」など
捨曲なし!
ルノアール
★★★★★
初めて聞きました。で、初めて聞く人が、Stanley Turrentineをどう思うか、というと、ムード歌謡のSAXみたい(良い意味で)。
別に、「良い意味で」と書けば、良い意味になるのかというとそうでもない気がしますが、僕は好きです。
特に「I Haven't Got Anything Better To Do」を聞いた時、偶然コーヒーを飲んでいたのですが、突然、ルノアールに居る様な感覚にもなりました。
サウンドは、'70年代だなー、というもので、前作のSugarは、断然Jazz寄りに感じますが、こちらは、よりR&Bに"クロスオーバー"な感じ。すぐ、"あ、コレEric Galeでしょ"と分かるギターにエレピ、オルガン、かーなーりー、自分的にはツボです。
※ あと、安い('09/2/11現在)。690円て・・・
いいよ
★★★★★
艶っぽいテナーサックスにストリングス、パーカッションが絡んでいい味だしてます。ブラジルっぽいところもあるなぁと思っていたら、デオダートが参加してるんですね。70年代、CTI、クリードテイラー・・・なつかし〜。曲それぞれいいけど、やはりSALTSONGが一番のお気に入りかな。
"シュガー"にも負けません
★★★★☆
CTIに残した作品であれば、王道は"シュガー"となるところでしょうが、次作にあたる本作('71年作)も外せない一枚ではないでしょうか?
F.ハバード作の[1]での熱いブロー(E.ゲイル先生のギターもすっごくカッコいい)、[2]でのゴスペルタッチのブロー(女性コーラスとR.ティーのオルガンもいい感じ)、M.メシナント作の[3]では、A.モレイラのpercにのっての弾けるようなブロー、[4]ではゆったりとしたバラードを、、と様々な顔のミスターTを拝むことが出来ます。
CTIというレーベル・カラーも、そしてミスターTの演奏力も無論大切な要素ではありますが、デオダードの全面的なアレンジが見事に活かされていると思います。
ジャズファンの方がCTIレーベルをどのように見られるのか別として、"シュガー"に引けを取らない秀作だと思います。
#個人的に一番関心を持っている部分は
#[5]でのE.ゲイル氏のプレーだったりして (^^;