10年以上愛読中
★★★★★
十数年前、まだ薄い冊子の形だった「旅行人」でグレゴリ青山さんの「旅のグ」に出会い、一読して気に入った。
簡素な線で描かれた絵は、スクリーントーンなども使用しておらず、場合によっては「ヘタウマ」と形容されるかもしれない。
が、あまり気負いも感じさせず、外国を気ままにまわりながら出会った面白い人達(外国人だけではなく、日本人が多いことからも作者の観察力の鋭さを感じさせる)や出来事をとつとつと綴っているスタイルに、この絵がとても良く合っていると思う。
「旅行先についての知識を増やしたい」「どのルートで周るか参考に」などの実用面ではあまり評価が高くないだろう。
だが、夏や暖かい日の昼下がりに、(あれば)ハンモックでノンビリと読むのに最適だと思う。
旅行に対しての作者の「情熱」は直接感じないが、読後にはなぜか「違う世界に行って来た」という感想をもてる。
10年以上愛読している。
日本国内での引越し3回、海外への引越し2回があったが、それでも今も私の本棚にきっちり納まっている。
これからも、時々読み返していく本だ。
海外1人旅、最初は誰でも初心者です。
★★★★★
らくがきの様で実に見やすい漫画を描く、京都出身の女性漫画家、グレゴリ青山先生のデビュー作品。
ごく普通の何も知らない、海外旅行経験ゼロのあなたでも、この漫画を読めば、あら不思議、一人旅の達人になれます。
でもお金が心配ですって?そんな心配はありません、まさか中国への船旅がこんなに安いなんて、台湾や香港にも安く行く方法はあるんです、私もプロになりたくなりました。
観光だけじゃない楽しみ
★★★★★
グさんの漫画はとにかく登場人物が面白いです。
とても個性的で、奇妙で、怪しげな人たちのユニークなエピソードが満載です。
この本を読み終わると、観光のためじゃなくて面白い人たちに会いに旅に出たくなります。
観るだけじゃない、出会いの旅の楽しさを堪能してください。
旅の具
★★★★☆
バックパッカー旅行者の雑誌「旅行人」に掲載されていた作品をまとめたもの(と聞いた覚えが あるけど本書にははっきり書いてないですね)。 以前、同じ作者が週刊モーニングでも同じような内容の漫画を連載していたけど、こちらのほうがオリジナルっぽい 味わいがあります。バックパッカーでなくてもエスニックな旅の気分が楽しめます。