過去の作品を見た人にとっては斬新さに欠ける、ライトなファン向けの作品。
★★★☆☆
お笑い芸人達がレスラーに扮し、爆笑プロレス"ごっこ"を演じるエンターテイメント作品。
ライトなファンにもわかりやすい内容で、随所に選手や派閥の解説が挿入されている。
西口入門には最適であり、新たなファンを取り込みたいという西口サイドの意図が感じられる。
残念な点は、ネタがこれまでの作品とかなり被っていること。
最後の小力vs小猪木は、まるで第一作目の同カードのデジャブを見ている様だった。
その他のレスラーに関しても斬新なネタは少なく、これまでの自身の持ちネタが多い印象。
第2,第3作目でも同様の印象を受けたが、今作は今までで最も強く斬新さの欠如を感じた。
奇抜性に富み、いつ見ても面白いショーを展開していかなければエンターテイメントとして飽きられてしまう。
新境地を切り開く、今後の西口の"進化"に期待したいと思う。