近年の作品はバラード系、クラブ系と新たな方向性を模索する作品が続いていたが、その積み重ねと過去の決め決めフュージョンがうまくミックスされたサウンドが、カバーという形でうまく表現された快心の作品。他のアーティストのカバーということが、逆に肩の力が抜けたサウンドに繋がっているような気がします。３人のプレイヤー（増崎、小野塚、勝田）が、それぞれ出すぎず、かといっていくときはいく！て感じで絶妙のコンビネーションを醸し出しています。とにかくカッコイイです！

完全な曲目リストは次の通り。()内はオリジナル・アーティスト：
01.Ironside (Quincy Jones), 02.Walking On The Moon (Police), 03.Respectacles (Dimension), 04.Dancer In The Light (Dimension), 05.Good-bye My Loneliness (ZARD), 06.Southside On Oneseventeen (Dimension), 07.Wonderful Tonight (Eric Clapton), 08.Arthur's Theme (Best That You Can Do)～"New York City Serenade" (Christopher Cross), 09.Vanity Story (Dimension), 10. Purple Hase (Jimi Hendrix)～Chameleon (Herbie Hancock)～Electric City (Chic Corea), 11.So Far Away (Carole King)

オリジナルを知っていると、「へぇ─、彼らの手にかかると、こうなるのかぁ」という楽しみ方が出来ます。それほど結構変っています。(ZARDの曲も、曲目リストに注目しないで聞いていた時は、聞き流してました）

カバーも良いですが、今度は全曲オリジナルで、バリバリに盛り上がる曲(スポーツ番組のBGMにピッタリなヤツ)を並べて欲しいなぁ、という期待を込めて、★４つです。