その辺の薄いヒップホップとは明らかに一線を画す作品。ANTICONそのものが既存のヒップホップとはそもそも畑が違うが、このsoleにもそれは当て嵌まる。RUN DMCやPEらのようなオールドでもなく、peteやATCQのようなミドル〜ニューでもなく、pharcydeのようなアンダーでもない、また違った良質なヒップホップ。このアルバムでは当然だがsoleのラップのキレは抜群で、そのフローは独特でありながらもスムース。しかし個人的に何より格好良いと思ったのは、同じANTICONクルーのALIASらが作り出すトラック。そのビート。メロディ的に美しささえ備えたサウンドの下で鳴り響く、とてつもなく歯切れの良い、重く硬いビートには心底惚れ惚れします。特に“sebago”のサイレン音のサンプリングとシンセが織り成すヒステリックなサウンドと、それを煽るかのような硬質で重いビートや“selling〜”のギターサンプリングを支えるビートは圧巻。アルバム全体の雰囲気はジャケのアートワークに上手く表れていると思います。それにしてもこのドラムプログラミング…素晴らしいっす。

ビートと上の音もそこそこいいんだけども、ラップがいまいちだなあ〜という印象でした。でも、アンダーグランドさはしっかりと感じとれるので、メインストリームヒップホップに飽きてきた人には新鮮ではないでしょうか。アングラへの扉としてはオススメの一枚です。でもラップがなぁ〜〜。

昔買ったビデオでフリースタイルを披露していたsole氏が気になってこのアルバムを買ったんですが、フリースタイル同様まるで土砂降りの雨の様なsole氏のフローにヤラレちゃいました。respect pt3の入りがダイスキです。つうかね これはマジカッケーから聴いとけ!

アンティコンレーベルから出てる作品の中でもトップレベルのアルバム
ですね。これはかっこよすぎですよ！
攻撃的に疾走しまくるsoleのフロウはまるで研ぎ澄まされた鋭利なナイフの様。
それでいて確かな重みも感じさせるスキルフルなものです。
Alias,odd nosdamらアンティコンの精鋭たちによるトラックも、無機質かつ
DOPEな仕上がりでありながら充分なキャッチーさも併せ持っています。
生音志向が僅かながらに強いのでしょうか、アコギの音色などが印象的でした。
実験性とポップさの境界線上を神業とも言えるバランスで突き進む名盤です。
全１５曲、聴き終わった後満腹の笑みを浮かべること必至でしょう。

俺はこのアルバムからANTICONを聞き始めました。
アングラHIPHOP集団ANTICON、いいです。
その中でも突出したライミングスキルとエッジの利いたフロウ、畳み掛けるような迫力がこのSOLEにはあります。
カッコいい　この一言に尽きます。
表面に出すぎたメジャーなHIPHOPに飽きた人にお勧めしたいです。

メジャーHIPHOP慣れしている人はたぶん聴き始めは少々抵抗があると思いますが、心を開いて聴いて下さい。はまりますよ。
全曲最高です。深すぎる。
このアルバムからANTICONを掘り初めてはどうでしょうか？