今年発売された他の実話怪談本と比べるとちょっと物足りないです
★★★☆☆
全48話です。今年は毎月のように竹書房から実話怪談本が出版されていますが、それらと全体的に見て比較すると、ややインパクトに欠けているような気がしました。最初の3話くらいではなかなか良いスタートだと思ったんですが、そこからは失速気味で所々にちらほら興味深い話が収録されているといった感じでした。
全体的にはライトな印象でしたので、気軽に読めるでしょう。ただ、上記のことから実話怪談に慣れ親しんだ人間にとっては物足りない内容だったかと思います。
個人的にオススメは
丸石
見せもん
オフィス清掃
お返し
苦悩の名医
しびれ
内緒のこっくりさん
数珠
怪談
資格試験
板
溺れる
押し入れ
です。
面白いと思った話数がそこそこ多い割に物足りないと感じたのは、そのほかの話があっさりしすぎてたからでしょうか。
今更疑問に思ったんですが、未だに武士の霊のように遙か昔の霊が目撃されたりしますよね。多くの年月を重ねても彼らは消えていないってことは極端な話、いつか地球が霊だけの惑星になったりするんでしょうか? それとも霊にも寿命ってあるのかな?
よ〜し、ぼくもいつか大きくなったらゆうれいになるぞ〜。
ということで次回作も楽しみにしてます。