たしかに、全然本とのつきあいがないお子さんたちは「すーぐ読めるし、笑えるし、コレ、とってもいいよ!」とばんざいするのでしょうが、でもはっきりいって、その子の心には、A級物語をとっくと読んだのちのような、「しみじみとした感慨」などなんにも残らんでしょう。
まぁべつに、残らなくってもよいのだが、「おもしろい!おもしろい!」と読んでもよろしいのでしょうが、でもやっぱり、読書はこれ一冊、てんではなくて、「素晴らしいものをたくさん読んで食傷ぎみのひとが」、「ちょっとジャンクフードに手を伸ばす感覚で」、テイクアウトする、のがいいのでしょうねえ。
あ、内容あらすじなどは申し上げませんでしたが、「ぴちぴちパンツでキメたパンツマンが活躍する」とだけ、でいいでしょう。ゆっちゃったら何も残らなくなるし、すぐ読めるし。
ま、楽しいですよ。