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バルサの食卓 (新潮文庫)

価格: ¥580
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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ものがたりごはん ★★★★★
精霊の守り人を読んだ時に。出てくる料理がどれも美味しそうで食事シーンは想像力を大いに働かせて読んでいました。宮中料理(鳥のから揚げ)、ノギ屋の焼き鳥弁当、タンダの山菜鍋・・・次から次へと美味しそうな料理が登場して物語に彩りを添えています。
この本は「守り人」シリーズ・獣の奏者・狐笛のかなたに登場した料理の写真とレシピ付きで紹介しています。作者の上橋菜穂子さんの解説も載っています。材料は勿論、日本で手に入るものを使用しています。
自分が想像していた料理と違っていたものもありましたが、それはそれで楽しめます。

お腹がすいているときに読むと余計にお腹がすく本ですので要注意です(笑)
実際に作ってみました ★★★★★
 大型連休を利用し、守人シリーズ好きの友人たちと力を合わせて、

 タンダの野菜鍋(味噌味)
 ノギ屋の鶏飯
 バム(無発酵パン)
 ジョコム(ナッツ入り固焼きケーキ)

 を作ってみました。
 どの料理も「おいしい!」と叫びたくなる味でした。

 野菜鍋は辛味担当のコチュジャンと甘み担当のピーナツバターによって、コクがあってあたたまるいい味になり、かつ野菜のおいしさも見事なものでした。スペアリブは丸のまま茹でたのですが、二時間近く火にかけたら信じられないほど柔らかくおいしかったです。

 鶏飯は、本当に油を使わなくてもかりかりっと焼けてしまいました。弱火でじっくり焼くため、噛むだけ味が染み出してきて、気が付けばご飯が空っぽです。今回作った中では、時間的に一番手軽なメニューでした。

 インドのナンをホットケーキ大にしたようなパン、バムは、強力粉と水しか使っていないのでやはり硬めなのですが、あたたかいうちにバター、あるいはジャムやクリームチーズなどをつけて食べると……。絶品です。

 薄力粉の分量の割に砂糖の多いジョコムは、当然とても甘いのですが、どこか高級洋菓子なんかに並んでいるアーモンドクッキーなどを思わせる形に仕上がりました。ケーキというよりカリカリ焼きに近い触感で、手軽に摘める高カロリー食です。


 もちろん手間も時間もかかるので、日常的に試せるメニューではありませんが、ただのファンブックとして観賞用にしておくにはもったいないレシピ本だと思います。
 鶏飯と野菜鍋の味が忘れられないので、今からもう一度作ってみようと楽しみにしています。
見るだけで楽しいです ★★★★☆
上橋菜穂子さんの本はほとんど全部読みましたが、
その中の料理(食事)シーンと共にその作り方が載っています。

料理は見事に再現されていて、写真がついていて、見るだけでも
楽しめます。
見ながら、おいしそうだし、物語が懐かしく思える料理本です。
上橋菜穂子さんの作品を読んだ事がある方ならとても面白いと思いますが、
まだ見た事がない方は、まず、作品を読んでからの方がいっそう楽しめると思います。。

ただ、中学生の私には用意できない食品が多いです。
ファンブックとしては最高 ★★★★☆
作中に出てきた食べ物を、現在手に入るもので作るとどうなるのか、見事の再現したアバウトなレシピと、上橋作品中からの抜粋、上橋さんの書き下ろしエッセイと3度おいしい本です。

収録レシピは
ソヨンがエリンに、エリンがジェシに作った「猪肉の葉包み焼き(獣の奏者)」、
バルサが小刀で突き刺して食べていた「マッサル(天と地の守り人)」、
鈴が小夜にあげたあつあつの「あぶり餅(狐笛のかなた)」、
野火と比小夜の回想に出てくる「くるみ餅(狐笛のかなた)」など、

ああ、あれか、あれは旨そうだったな
と思う品々です。

特に「あぶり餅」は信州生まれの私にはともて懐かしい味で、思わず実家のレシピでも作ってしまいました。

上橋さんのエッセイは、フィールドワーク中に現地で食された、じいさんのエミューの味や来年用のプディングの話など、ちょっとおもしろ珍しい話しです。
作ってみたくなります!! ★★★★★
「バルサの食卓」上橋菜穂子・チーム北海道、、、、とあります通り、レシピ本です。
 でも、皆様ご存知のように、バルサが登場する「精霊の守り人」はファンタジー世界、つまりは架空の世界です。ですから、そこに出てくる食卓、その世界の料理といわれても、そこはそれ現実には同じ食材は存在しませんし調理のしようもありません。同じことを著者の上橋さんもおっしゃっていて、この企画はいったん流れそうになったそうなのですが、南極料理人として有名な西村淳さんが参加することによって、この世界の食材を使ってできる料理として企画が実現しましたとのこと。
 この世界には、猪肉も、パンも、蜂蜜も、鶏肉も、そしてきのこもあるんですから、それを使って作りましょうよという感じで、ここにバルサの世界の料理(もしくはタンダの世界の料理というべきか?)がレシピつきで世に出ました。どれもこれもそんなに手のこんだ特殊な料理ではありませんが、実に滋養豊かで身体に良さそうなものばかりで、最近料理をちょっとやろうかなと思っている自分的にはタイミング的にもドンビシャの本でした。
 キャッチコピーではないですが、バルサとチャグムが熱々をかきこんだ〈ノギ屋の鳥飯〉、タンダが腕によりをかけた〈 山菜鍋〉、寒い夜に小夜と小春丸が食べた〈胡桃餅〉、エリンが母と最後に食べた猪肉料理……上橋作品に登場する料理は、どれも本当にメチャクチャおいしそうです。