読めば読むほど「新展開」がある。それが金庸の世界であろう。
金庸の小説を一度も読んだことがない人のために解説すると、現代の中国語を母国語とする人々に最も読まれている作家、それが金庸です。金庸は香港ではもちろんのこと、台湾や中国本土でも知らない人はいない。それほど有名な作家です。

そのストーリー展開の早さ、面白さは、シドニー・シェルダンにも勝っているかもしれない。読み始めたら徹夜することになってしまう人もいるかもしれません。読み終わるまで眠れない人もいるでしょう。

２巻は、舞台が「大理国」から「江南」に移っていきます。１巻では出てこなかった美女、豪傑が、たくさん出てきます。早く次が読みたくなること間違いなしです。

待ちに待った天龍八部の第二巻！段誉の行く末が気になりつつも・・・これから繰り広げられる壮大な物語に胸が躍るばかりです。既刊の金庸氏の物語とは一味違った物語の始まりに、初めて金庸氏の物語を読まれる方にも是非お勧めです!