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ヒトラーの贋札 [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: 東宝
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思わぬ拾いもの。 ★★★☆☆
1943年第二次世界大戦中、国家として史上最大の偽札作戦(ベルンハルト作戦)が行われた。死しか先のないと思われた強制収容所で囚われたユダヤ人とナチスを描く作品。

オスカーを取ったことで一躍脚光を浴びたが、ホロコーストやアウシュビッツを題材とした映画は少なくないため、やたらと高評価をつけたがるアカデミーの老人を信用してはいけない。私の場合は予告を見て、ついツタヤにて手を伸ばしてしまった。

と、ここまで書くと否定派と思われるだろうが、これが意外?と面白い。『ライフイズビューティフル』や『戦場のピアニスト』のように、感動や陰惨なシーンは抑えられるが、いかにして生き延びるかをテーマにしているところは同様。これは不変であろう。一人の贋札師の視点で描いているが、各キャラクターは無理に自己主張をせず、各個の役割を十分に果たしているため、どうすることもできない収容所でのストレスや虐げられる人間が十分に描かれている。

ただ、ナチス側はややオーソドックスで、メインどころの少佐や小隊長は魅力が乏しい。特に少佐の家族のシーンを見ると、制作者側が作りたかった映画がどういうものであるか分かるような気がする。

主人公のソロヴィッチが生き残ることにすべてを捧げるところは理解できるが、もう少し人間味を出して欲しかった。仲間を救おうとして自己犠牲に走るところは映画の主人公としては仕方のないところであるが、ややヒロイズムを前面に押し出しすぎではないかと思う。

物語全体を見ると良くまとまっていて、見るのに気が重くなることはないが、有名どころは出ていないし、テーマがテーマだけに見る人はそう多くないかも。

ラストシーンは『戦場のピアニスト』に劣るが、私は好きだ。
循環系の気持ち ★★★★☆
収容所の人だけでなく
人間は、ある一定の制約の中で
どのように振舞えばいいのか
わからないことが
多々あります。

そんな、なんともいえない
出口のない循環系の気持ちを
刺激されました。
ナチスは色々やっとるなぁ。 ★★★★☆
映画の内容の細かな演出の何処迄が本当かは別にして、ナチがこういう事をやっていたというのには驚かされました。映画のテーマも重く極端な話、自分が生きる為に同胞を殺すか同胞の為に自分は死ぬかという事で映画ではそのどちらも描かれてあり、観ている者に「あなたならどうします?」と、問われてるようで複雑な気持ちにさせられす。描かれる囚人達は結構待遇もよく、ホロコーストでみる悲惨や残虐なシーンもなくその手が苦手てな人でも観れる映画にはなっていますが実際の話、今時ホロコーストの惨状を知らない人はほとんどいないでしょうから隔離された登場人物達の他所のエリアの人達がどういう仕打ちを受けているのかは容易に想像が出来、そういったナチの怖さは所々感じとれる演出はございます。
生きると活きるの違い ★★★★★
この作品を見て,私は本当に深く考えさせられました.

『生きる』とはどういうことなのかについてです.

極限状態で人は,本当にモラルを失わずにいられるのか?

生きるか死ぬか運命の選択において,人はどのような行為に出るのか?生きるために犯罪行為をやらざるを得ない状況で,なお,綺麗事を言うことができるだろうか?

裕福で平穏な生活しか知らない人間は,地獄のような世界を理解しようとしないばかりか,知ろうともしていない.

生きるとは,常に「蒔いた種を刈り取り」続けるものなのだ.

これは戦時においてのみ言えることではない.現在においても十分言えることなのだ.

資本主義の行き詰まりによって格差が拡大し,生存競争が激化した現在においても十分言えることなのだ.

いつかそのツケを払わされる時が必ずくる.

なぜなら,我々はいつも誰かを糧として生きているからだ.人間である以上,例え善良な市民であろうとも罪深い存在なのだ.

生きるということはどういうことなのかをもう一度再考し,我々が今後どのように生きるべきなのかを考えなければならない.

罪深いが故に,我々は誰かのために生きる必要があるのだと私は思う.

「立場立場で全力を」なのだ.

肥やし過ぎた私腹は,必ず残酷な末路を迎えるだろう….

本作品を見て,生きるとは何かを考えてほしい.お勧めできる作品だ!
反戦や差別を描こうとしているのではない ★★★★★
男が惚れる男

正義とか悪とかじゃない魅力ある男・・・
それがこの映画の主人公。
ホロコーストという極限でのやりとりは
男の美学にあふれとにかくめっちゃかっこいい。

ナチとユダヤを題材にはしているものの
この映画は反戦や差別を描こうとしているのではない。

ギリギリの状況の中での信念のドラマを刮目して見よ!