し〜ニャ・マニアの方にだけ
★★★☆☆
「ラブホで恋人同士がチチクリあうようなハメ撮り作品」というテーマは、前作「Love Cream」と基本的には同じ。内容が似通っているため、やや二番煎じ的で新鮮味に欠ける印象。しかも、本編は90分強と短い。ですから、どうしても評価を下げざるを得ません。
ただやっぱりこのテーマ、彼女のキャラに見事にハマるんですよね。椎名りくの魅力、カワイらしさとエッチさの二面性が、よく出るんです。コトが始まる前のカワイイしぐさと、エッチモードに入ったときの淫乱さ、このギャップがスゴい。同じような映像を何度見せられても、「抜かされて」しまいます。
別編集のインタビューシーンが、興味深かったです。オーロラの作品には珍しく、りくちゃんが質問に答えたり、出演作を紹介したりします。素顔の彼女って、ちょっぴりオタク少女みたいなところがあったりする、素朴でカワイイ女の子なんですよ。フ〇ックシーンで見せるドMでド淫乱な娘とは、同一人物とは思えないぐらい。このインタビューと、例えば「かごめかごめ」みたいなハードフ〇ック作品と見比べると、面白いかと思います。そういう意味で、し〜ニャ・マニアのためだけの作品といえるかもしれません。
「制服娘」「百式」「ラブ…」オーロラの人気シリーズはいずれも、企画立ち上げの段階で椎名りくが出演し、その後シリーズが軌道に乗っています。このメーカーにとって、彼女は大功労者なんですね。そんな彼女の労をねぎらうべく?、軽めでラクなお仕事を企画したのかな、この作品は。