このＣＤについて、大半は優秀盤という評価ですが、ここ数年、
の彼女の声の衰えは、ここでも、やはり感じられます。バーバラ
だけは、年をとってもらいたくないという私の願いも人間の
宿命には勝てないようです。Diana Krallとの共演盤については
未聴でなんとも言えないが、もう少し若い頃にこういった企画
がされなかったのが残念でなりません。

ちゃらちゃらしたヒップ・ポップやダンス・ミュージック全盛のシーンにおいて，アメリカの音楽リスナーって包容力があるなあ＿実はこのアルバム，０９年１０／１７付のビルボード・アルバムチャートで，マドンナとかマライア･キャリーなどの新作を抑えて「初登場１位」でした。

ちなみに，これで彼女は、６０年代、７０年代、８０年代、９０年代、そして２０００年代の，それぞれのディケイドにおいて，すべてＮｏ．１アルバムを持つ，史上ただ一人のアーティストになりました。

他のレビューのとおり，ほんとに素晴らしい，味のあるアルバムです。気分がほぐれます。世知辛い世の中を生きる現代人の「ヒーリング・ミュージック」です。お勧めします。

バーブラのニューアルバムというだけで飛びついてしまいました。ファーストアルバムからずっと歌手としての彼女のファンですが、正直ファーストトラックを聞いたとき多少の違和感を感じてしまったのは事実です。でも考えてみれば彼女ももう70歳前、いつまでもあの溌剌とした20代や30代の頃の輝かしいヴォーカルパフォーマンスを期待する方が間違っていたのでしょう。現に本国の彼女のファンでも声の衰えを指摘したり、このアルバムに失望したとか言っている人もいるようですが、そんな人は初期の頃のアルバムも全部CD化されていることですしそれらを聴きつづけていればいいでしょうし、また今を盛りの別の若い歌手でも聴いていればいいと思います。もちろんそんなことを言ってる人はごく少数で概ねヴォーカルファン、バーブラファンにとっては満足のいく出来です。聞き慣れたスタンダードナンバーも年齢を重ねた今のバーブラを通して聴けばまた新鮮です。一語一語、丁寧に感情をこめて歌い上げる姿が目の前に浮かんでいたのですが、Youtubeでも最新のライブパフォーマンスがアップされていて、このアルバムに収録されているナンバー『IF YOU GO AWAY』を観たのですが、全くの想像通りの観客を総立ちさせている大歌手の姿を目の当たりにすることができました。日本でもできるだけ多くの人に聴いてもらいたい作品だと思います。

どらかと言うと商売気の無いBarbraが '00代最後の年に勝負に出たアルバム　!!
迷わず、この面白い趣向の 『デラックス・エディション』を購入しました。
正解でした。Disc 1 のオーケストラ Ver. を聴けばどうしても Disc 2 のカルテット Ver. が
聴きたくなるのはサガ。しかも演奏がダイアナ・クラールのカルテットときたら申し分ない。

ご承知の通り、Jazz、Pop、Bossa のスタンダード集。名曲ですが、飽きの来ない
ジャジーなトーチ・ソングのコンセプトアルバムです。
まるで場末のジャズクラブで、薄明かりの中、自分に語りかけてくれている錯覚に陥ります。
気負わず、しかし魂を込めて、丁寧に歌い上げ、深い感情表現が、彼女の持ち味であることを
再確認できると共に、音楽を聴く者としては誰もが、聴いて欲しい最高品質の
アルバムと言っても決して過言ではないと思う。

Disc 1.2.をつうじてダイアナの氷の様にキラキラと光る素敵なあのピアノも充分、
楽しめ、ダイアナJazzファンにもお奨めです。
Barbraの声量 云々は問題外です。。
45年前の、1964 Barbra Streisand "Third Album" との同時購入も良いのでは、、。
甘味のある声が → 深みのある声に.....が良く分かります。

Disc 1にサックスをフィーチャーしてくれていれば、Disc 2との質感がもっと
変わったかなと個人的に思いました。

☆祝 Billboard TOP200　初登場1位 !!☆