2001年の完成後、3年間お蔵入りしていたアルバム。新旧の仲間たちと原点を見つめ直しつつ、新しいことにも挑戦した作品だなんて言えるかもしれない。それだけに彼女の大ヒット曲「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」を彷彿とさせるタイトル曲の「シャイン」以下、かなり多彩な楽曲がそろっている。ただ、プログラミングを使ったアレンジがちょっとうるさく聞こえるときもある。パワフルな歌声の真っ直ぐな力強さを考えると、もっとシンプルでもよかったハズ。ともあれ、彼女にまだまだこんなパワーが残っていたなんて、ちょっと驚きだ。<8>「イベンチュアリー」は坂本龍一との共作曲だ。(山口智男)
力強く歌い上げる「SHINE」
★★☆☆☆
CD本体に、シンディ本人自筆のカワイイイラストとサインが入った本作は、
前向きなメッセージを力強く歌い上げる「SHINE」で幕を開ける。
「Who let in the rain」は、ベスト盤(12 DEADLY CYNS)にも収録されたミディアムバラード
ラストナンバー「Water Edge」では、
「Time after time」のソングライティングコンビが、よみがえっている。
アルバム全体の雰囲気は、彼女の記念碑的デビュー作
「She's So Unusual」にとても近いのだけれど、
あの感動にはちょっと遠いかなという印象です。
シンディに感謝!
★★★★★
2003年のスタンダード・ポップスのカバー集、2005年のセルフカバーアルバムの間を縫って発売(日本のみ)された、8年ぶりのオリジナル作品。その出来は素晴らしいの一言。歌詞や音楽性にさらに深みが増し、驚異的な歌の上手さや表現力にも磨きがかかっており、楽曲の良さも文句のつけようがない。
このアルバムが完成した2001年に、メジャーレーベルから全世界に発売されていたら…とアジアの島国の、いちシンディファンである私はくやしがるのである。
久々のシンディーっぷり!
★★★★★
2003年に発売された「AT LAST」を聴いて離れていってしまった皆さん戻ってきて!!「Shine」でのシンディーは、ちゃんとシンディーだから!!!とってもいいアルバムです。あまりの久々のシンディーっぷりに、懐かしくて切なくなりました。けど決して古さを感じさせないのは何故なんだろ。たまに裏返る声、懐古的でありながら前向きな曲調、フルートの音色を好んで使うところなんかはそのままに、曲によってはシンディーの歌声がなかったらハウスっぽい打込みがあったりと、隠し味程度に新しさをとりいれてるから・・・とにかく飛ばす曲なく全曲通して聴ける、稀有な1枚です。どうか過去の名曲と比べたりせず、今ここにいるシンディーを聴いてほしい。私達が前進するように、シンディーも進んでいるから。ちゃんと、昔を引きずることなく、大切なところは残しつつ・・なシンディーなのです。それにしてもAmazonは、なんで曲目リストにShine1曲しか載せてないのかしら?(あ。5/3現在ね)一応載せときますね。①Shine(いきなりやられちゃいます。懐かしくて泣きそう。応援歌なのにね)②IT'S Hard To Be Me(力強い意志を感じる元気な1曲。若いなー)③Madonna Whore(低音を保つシンディーが色っぽい)④Wide Open(前曲に続きフルートがいいかすれ加減)⑤Rather Be With You⑥Who Let In The Rain?(思い入れの強い作品なのかしら?ほとんどバージョン変更もなくHAT FULL OF STARSのままに収録されてます。私は懐かしさが溢れてきて、逆にそれが良かったりしたけれど。)⑦Comfort You(歌詞かっこいいです)⑧Eventually⑨Valentino(ジプシーって感じ)⑩This Kind Of Love(私個人的には好きです)⑪Higher Place⑫Waters Edge(これはこれで名曲)⑬I Miss My Baby(すぐそこで話しかけるようなシンディーが魅力的)