スコットランド発のフライの歴史とパターンを米国の著名スティールヘッダーがまとめた。パターンブックとしてもとても楽しめる内容で、各フライのクウォリティも十分。歴史を語る中でレディキャロラインの肖像までついに出た。著者はショップ店員、ガイドの経歴もあり、相当の実践派スティールヘッダーということもあって、随所に説得力のあるコメントがあり、手ごたえを感じる。釣りに関してはアトランティックサーモンには焦点がなくすべてスティールヘッドを通して語られているといっていい。そこがまた私にはうれしい。全160ページ、オールカラー。スティールヘッドを目指す人にとって損のない1冊。

今まで自分が目にした洋書の中でも異彩を放つ部類の本です。今、自分にとって最も興味があり、また本の題名からも解かるとおり“Spey、Dee Fly”のみの構成となっており「やっと出版されたか・・・・」と言うのが正直な気持ちです。内容もフライの歴史、フライの素材の事、フライ各部位のタイイングテクニック、フライのパターンなど多岐にわたり大変内容の濃い1冊になっています。私も、この洋書を手に入れ早速友人にも紹介し好評を得ています。