ですが!!!
センチメンタルも諦観も泥水もすべて飲み込んだ上で、かつ人生を
そのままある形で提示してるというか、非常に誠実な表現として
成立させているところがすごいんだと思います。
まあ、声一発で殺されますね。
"Desperado"の終わりの
"You better let others love you, BEFORE IT"S TOOOOO LATE"
の歌いっぷりなんてほんと笑っちゃうくらいすごいですよ。
大体、遺作の最後の曲が"We'll meet again"ってのも出来すぎ~。
そんな言葉が聞こえてきそうです。
当時、再びドラッグに溺れ行き先、居場所を見失っていた男、NINのTrent Reznorに向けて。
残念なことに、今作がJohnny Cashの遺作となってしまいました。
ボーナスDVDに収録されているHURTのPV。
最後にピアノを閉めて静かに目を瞑るのを見て、複雑な心境になりました。
NIN(Trent Reznor)とJohnny Cash。
世代も違えば音楽性も180度違うこの二人。
その二人がこのタイミングで繋がり、通じ合った事に、
やはり『何か』意味を考えずにはいられません。
ほとんど2曲目のHURT及びNINにまつわる事しか書けず申し訳ない。
でも、やはりこの曲抜きにこのアルバムは語れないと僕自身、思うので、
このような形になってしまいました。