いぬを主軸にしたエピソードを6人の監督がリレー形式でつづっていく作品。犬を題材にしたアニメやミュージカルもあれば、子供の頃からずっと一緒だった飼い犬を失った哀しみを描く物語、柴犬ポチと空き地で遊んだ思い出をつづった物語など、それこそ様々な物語が紡がれていく。
中村獅童、伊藤美咲、佐野史朗など、出演者も個性的な顔ぶれが揃っているし、犬の種類も様々だ。これが犬版『ラブ・アクチュアリー』くらいに物語が絶妙に交錯すれば面白かったと思うが、監督が違う分、やはり犬に対する視点がバラバラで、それが映画としてはまとまり感のない雰囲気になっているのが勿体ない。しかし犬好きにはたまらないシーンもたくさんあるので、そこでその欠点が多少カバーされてしまう。犬好きには最後まで楽しめる文字通り犬の映画だ。(横森文)
つまんなくはないですが
★★☆☆☆
う〜ん、観ててつまんないわけではないですが…。まりもの話が評価が高いようですがペットを飼っている人なら誰もが経験する普通のことではないですかね。だから共感を呼びやすいんだとは思いますが。う〜ん、つまんなくはないです。
愛犬を亡くした方に
★★★★★
オムニバスということで、なんだかまとまりに欠けた内容…ではあると思います。
笑いあり、涙あり…色んな作品に、色んな犬が出てきます。
中でも特別に印象に残る作品について、ふれたいと思います。
ねえ、マリモ
…【いぬのえいが】を初めて見た時、実家の愛犬はまだまだ元気でした。
でも14歳になり、ついに先日、愛犬が天国に旅立ちました。
悲しくて切なくて…でも少し、受け止められてきたかもという時、
この映画の一番最後に収められた、マリモの物語を思い出して、無性に見たくなり、もう一度見てみました。
前に見た時も泣いてしまったけど、
涙涙涙…どれだけでも溢れてくる涙…
このマリモが、愛犬の雰囲気に似ているのもあり、ずっと泣きながら見ました。
でも見終わった後、自分の気持ちが救われていることに気付きました。
美香ちゃんの気持ちが痛いほどよく解り、そして、マリモの思いに心がきゅぅっとして…温かくなるのです。
犬が好きな方、犬を飼っている方、犬を飼っていた方、犬が好きじゃない方…
見てみてください。
最後には、犬のことが好きになるかも。もっと大事に思えるかも。
犬に限らず、大切なペットを亡くされたばかりの方も…勇気を出して見てみてください。
きっと心に寄り添ってくれる作品だと思います。
ホロリときました。
★★★★★
我が家にも最近、家族の一員が増え、娘と観ました。
色々なお話がありますが、最後までみて、本当に感動です。
もっと大切にしてあげなきゃ!
ポチが見た夢
★★★★☆
CMプランナーの話は面白く、最後に出来上がったCMは、実際のCMとしてはムチャクチャだけど、なかなかシュールで好きです。「犬にひたすら自分だけが吠えられる男」も面白かったです。「ポチ」の話は、ポチが救急車を追いかけて行くシーンは一見ありきたりに思われるかもしれないけど、非常に心揺さぶられました。病院の玄関で少年を待つポチの見た夢は…もう、何の言葉も浮かびません。「マリモ」は飼い主側の目線からの物語に切なくなりましたが、逆のマリモ側からの目線は、ヒトの側の「こう思っていてほしい」という願望みたいな物を感じてしまい、ちょっと美化しすぎな感じを受けました。
この映画は評価が割れるでしょうね。
★★★★☆
端的に言います。ラストの15分は、かなり泣けます。
しかし、そこに行くまでの過程が少し、ダレます。
この映画の評価が割れるのは、そこでしょうね。
途中、ところどころ、出てくるアニメも良いですし、
最後の「まりも」の話しも最高に良いです。
最後まで我慢して観れれば、かなり評価できる作品です。
ですので、ラストシーンを鑑賞してください。