2004年アテネ・オリンピック公式ポップ・アルバム。世界のスポーツの祭典にあわせて、国境を超えた世界のトップ・アーティストたちのコラボレーションを楽しめるアルバムだ。スティング vs マリーザのピッタリと呼吸の合った共演から、アリス・クーパー vs エグジビットのようなミスマッチの妙味まで、“ユニティー(連帯)”というタイトルながら、どんなサウンドが飛び出すかわからないスリルに満ちている。宇多田ヒカルが米R&&B界の名プロデューサー、ティンバランドと共演。アヴリル・ラヴィーンがボブ・ディランの名曲をカバーするなど、豪華きわまりない顔合わせはポップの祭典と呼ぶにふさわしい。(山崎智之)