全てにおいて絶妙
★★★★★
グリップが利いているというか、軸がぶれずにグイグイ前進していくラップとリズムが本当にたまらない。細胞が勝手に反応してしまうようなグルーヴだ。
ラップスキルが別次元な上にトラックまで完璧で客観的に聴いても奇跡のようなアルバムだと思うし、ヒップホップが好きな人はみんな知ってる作品だがそれ以外の音楽ファンも絶対に聴いてみる価値のある名盤。
個人的には#4などが特に好きだがどの曲ということはなく全てプリミティブで素晴らしいクラシックです。
聞かずに後悔する前に
★★★★★
HIP HOP=騒がしい音楽という私の法定式を壊してくれたアルバムです。最初聞いた時は「おとなしいな〜」なんて思っていたんですが、そう思う事自体、HIP HOPに対する間違った解釈だったんだとこのアルバムに気付かせてもらいました。もしこのアルバムを聞いて「退屈」だと感じる方がいるならば、多くのニセHIP HOPに耳汚しを受けている可能性があります。そんな方達も含め、まだこのアルバムを聞いた事がない人は、是非聞いてみてください。そうすれば、下流の濁ったHIP HOPで汚れてしまった耳を、上流の澄んだHIP HOPで綺麗に洗い流すことが出来るはずですので。そういう意味ではズレた価値観を正常に戻す事が出来ると言えますが、逆に言うと今までの価値観すら変える可能性のある強力な音楽とも言えます。まぁそんな取り越し苦労的な心配は置いといて、あっと言う間に過ぎる最高の時間を是非あなたも体感してみてください。そしたら次はあなたがこの音楽の良さを伝える番になりますから。
ャバス
★★★★★
気持ちいいですね。文句なしに。
このアルバムを語るのに、他に言うことがあるんでしょうか。
でも語りたいからやっぱり書きます笑
とても上質な家具を手に入れたような気分。手作り感と温かみに溢れてる。
自分だけのために作ってくれたような気がしてくる。
掌サイズの美しい彫刻のような音像。
これ聴いてると、音楽における社会への問題提起とかぶっちゃけどうでもいいや笑
91年、ラップミュージックをNEXT LEVELへと導いた歴史的名盤。
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ブンブン唸るウッドベース的低音、ドンドン響くキック、張りのあるスネアの絶妙な間。切れのあるQ-Tipのラップとそれを映えさせるPhifeのラップ。持ってないけど、アナログ版で大音量で聴いたら気持ちいいだろうなぁー。欠点なしの100点満点で、個人的に3rdより2ndのこっちのほうがお気に入り。recommends(#1,#2,#3,#5,#8,#9,#10,#13,#14)
聴いてて気持ちいいアルバム
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出たのが古すぎて、リアルタイムで聴いてないので、このアルバムが持つ時代的な意味とかって全然分からないんだけど、よく言われる90年代前半のイーストコーストクラシックの中でも抜群に聴きやすいと思います。部屋の掃除のときとか生活の中のBGMとしてかけたくなる気持ちよさみたいなやつ。もちろん知らず知らずのうちに体がビートに乗って揺れてしまうんだけど。
Q-TIPのクールなラップから始まる1曲目を経て2曲目のBUGGIN'OUTの「ブーンブンブーンブブンブン」というベース(これ超かっこいい)とともにPHIFEの「Yo Microphone Check One-two What Is This?」が聴こえてきた瞬間、こりゃ間違いないと思えるはずです。
そっから、ヌビアンとダイアモンドDを招いたポッセ・カットの6や人気曲の9や11が合って
最後に永遠のクラシックであるSCENARIOまで、クールかつファンキーかつジャジー、もちろんセルフボースティングや先輩達へのリスペクトは忘れない、しかもポップ(ゲットー臭が薄く煙たさはそんなに感じないけど)。なんかこう、聴いてて目頭が熱くなってくる。ゲットーからそのままぶち込まれたみたいなハードコアなレコードもいいけど、こういう柔らかな音って、単純に聴いててすげえ気持ちいい。だからいつまででもかけていたくなる。
使い古された表現だけど、まさにALL TIME CLASSIC、それ以外言葉が見つかりません。