ある日おこった、マンションのゴミ置き場の小火から、ほのかの周りに不思議なことが起こり始める。大きな烏のような鳥が見えたり、お隣の土蔵に入ったまま、子ども(らしき影)がいつまでも出てこなかったり。マンションのエレベータに、置物が乗っていたり。。。
一体、何が起こっているのだろう。
古いものは全て壊して、新しいものに変えてしまうことが、果たして良いことなのか?
そんな問いかけが、この物語にはつまっている。
古いからこそ良いものがある。古くても、良いものがある。
「なんでも新しくすればいいというものではない」
会長さんの言葉が、心に突き刺さる。
この物語を読んで、古と新についてしっかり考えて欲しいと思う。