びっくり! こんなに心地好い音楽があっただなんて… いやぁ何かね、肩の力が抜けるなあ。
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小澤盤フォーレ「レクイエム」が全然ダメで、他の買おうと検索して凄い気になり注文しました。
一曲目のイントロで「ええっ!」って… これクラシックなの? しかも宗教作品なの?って新鮮な驚きでした。フランス人のセンスは凄いですね。ちゃんと主張の有る柔らかさって言うかな… シトロエンの乗り心地みたいな。
どの曲も良いて… ってか、もしかしてフォーレ「レクイエム」って、これくらいな軽さで演奏されるべきものではないか… と思ってしまった。
この作品を聴くとフォーレ「レクイエム」にボーイソプラノを使うのが、如何に愚の骨頂か解るね。
珠玉の名盤だと思います
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私も20年前(!)図書館で借りたLPをテープに録音して聞いておりました。やはり転居をするうちに見当たらなくなり。特に小ミサ曲は、フォーレと他の作曲家の共作版もCD化されてますが、フォーレの手による4曲というのは、なかなか見つかりません。しかしこの全曲フォーレバージョンでしか聞けないキリエ・サンクトゥスこそ、フォーレ特有の万華鏡のような転調の美が堪能できると思います。
他も名曲揃いです。記憶と違わぬ繊細かつ優美な演奏に、前投稿者様と同様、いいものはいつまでも色褪せないと感じました。
いつまでも変わらない心地よさ
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もう20年以上も前に友だちからテープを借りて聴いていました。始めはすごく地味な曲集だという印象でしたが、いつもまにか毎日のように聴くようになっていました。勉強も仕事も落ち着いてできるし、特に元気のない時なんかは心の底にまで静かに降りてきて癒してくれるよう。引っ越しをくり返すうち、いつの間にかテープもなくしちゃって。何というアルバムか正確に覚えていなかったから、CDも買えず、いろいろ買いましたが、でもやっぱりこの曲集にはこの演奏じゃないとダメで、最近、幸運にも偶然に20年ぶりに再会しました。聴いてみたら、これがいつまでも変わらない心地よさ。疑いもなくぼくにとっての名盤です。