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桜を撮る―竹内敏信・風景写真講座 (ショトル・ミュージアム)

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 小学館
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露出アンダー。 ★☆☆☆☆
桜の露出は難しい。

特にソメイヨシノはそうだ。色を出そうとしてマイナス補正するとアンダーになり、花が汚くなる。
パーっとした明るさを出そうとすると、すぐオーバーになる。綱渡りのような露出を決定しなくてはならない。

それにしても、本書の桜は異常にアンダーだ。それも意味なくアンダーな作品が多い。よって桜が美しくない。竹内ともあろう「大家」がどうしてこんな作品を発表するのだろう。まったく、理解に苦しむ。
撮っても眺めても ★★★★☆
どうしてか日本人の琴線に触れてしまう桜。しかしそれは日中の陽光の中だけでも、ましてや群れて咲くだけが美しいのではないと、これを見て再認識させられる。夕暮れにたたずむ枝垂れは幻想的という以上に別の世界にトリップ。また、早朝の水田に映る山桜は透明な空気がこちらにも伝わってきそう。本書自体は写真講座という趣旨の本であるが、私は(目が)疲れた時の視力回復&癒し本(?)にしている。ひとつ注文をいうのなら、B5判ぐらいの大きさだともっとビジュアル的に楽しめたかもしれない。