吾輩はいいんちょである。名前はまだない。
★★★★☆
『おまもりひまり 7』です。
クリスマスの続きのバトルから、東北雪山温泉編まであります。
戦いを決意した優人ではありますが、日常を守ろうとしつつ闘うというのは道は険しいでしょう。緋鞠の戦う姿や凛子との日常シーンで対比されています。
雪山編では明らかに寒さに弱い緋鞠とシズクは活躍が制限されますが、リズが意外と活躍します。英国淑女はダテじゃない。
表紙イラストに登場している夜行院柩も本格的に暴れ始めます。鬼斬り役ではありますが、優人とはスタンスが違う故に、敵か味方かも判然としない位置にいます。くえすも、妖は斬るということで優人とはスタンスが違う鬼斬り役ですが、現時点では優人の味方ということで、くえす本人がその辺に葛藤を抱えていますし。
本書の中盤に、主にサブキャラを題材とした番外編が載っています。
いいんちょはもう既に名前が無いのがネタとなっています。
冴ちゃんが実は……だったとは。
本書を読んでいて一番驚いたのが、絵の基準の変化です。
乳首をはっきりと描く絵が多くなったのではないでしょうか。
今までは、服が濡れてうっすらと透けて、というまでがギリギリラインでしたが、本巻からは基準緩和になったのでしょうか。
ただ、あまり無闇に乳首が出過ぎてもかえって興ざめなので、乳首出しは要所だけに絞っていただけるとありがたいかもです。
評価は★4です。
裕人の決意が引き出す緋鞠の狂気
★★★★☆
端的に言って、シリアス成分かなり多めでバトルも多め、肌色成分は少なくないがお色気は思ったほどでもなく、という第7巻である。裕人の決意による「時には戦うことも止むなし」を拡大解釈したかのような緋鞠が、冒頭から凄みのある狂気の本性を露わにする。以前より何となく出来ていた“チーム裕人”ではあるが、まだ鬼切り役(=裕人)を頂点とした統制がとれている訳でもなく、ともすれば無秩序な暴走を引き起こしてしまいそうな不安を抱く。しかし、これにより物語が確実に次のステージ(最終決戦?)へ向かったことを示唆してもいる。この動きが、裕人の意思に反したものなのか、さらには裕人の願いから離れていってしまうのか。裕人の覚悟と信念を貫く勇気が試されることであろう。今後に注目したい。
さて、本巻では鬼切り役の一人【夜行院柩】が本格登場してくるが、これが同じ鬼切り役ながら敵か味方か判然としない。裕人の目指すものが他とは異なることにも起因しているが、人間と妖が上手く共存している場所が出てきたりもしており、人と妖との関係を幅広く見せる上手さがあると思った。
また、今回は別行動をとることもあったくえすだが、鬼切り役としての“神宮寺”と、個人としての”くえす”の狭間に立つ彼女には、元よりいつか訪れてしまう「決心」をする時が近づいているようである。彼女が同行しないことで、代わりに招集されたリズが活躍する場面があったり、爪弾きにされそうな凛子にもいいことがあったりと、全体的に見どころは多かったと思う。
なお、三十七.五匹目【ねこたちの自由帳】と題された8頁の番外編に面白いことが載っている。
おもしろい
★★★★★
おまひま7巻
いつもより絵がうまくなって
キャラも皆かわいく描かれてる
内容もメチャメチャおもしろいし
それでおもしろいし中の
少しのエロがあって
もう言う事なしの
評価5ですね
漫画はまだまだ続きます
★★★★☆
微妙な終わり方をしたアニメが記憶に残るおまもりひまりの7巻
6巻でゲスト的な登場をした夜行院柩が表紙にデカデカと載っていたので物語に大きく絡んでくるんだなと思ったら、やっぱり絡んできました
前半はクリスマスパーティーという事もあってエロありのラヴコメ
委員長が死に掛けたりしますが、エロラブコメ
そして中盤から登場した夜行院柩が不吉の使者という感じで登場して話が大きく動き始めます
今後、柩が協力者として動くのか敵対する動きを見せるのかがかなり気になるところです
そんな事もありつつ東北の妖怪と協力体制を作ろうとして優人とそのハーレムは一路東北へ
そしてパンツを履いてない雪女が登場
エロだけでなくシリアスな展開が多くなってきてるので次の巻もかなり楽しみです
少し、希望が出てきた
★★★★★
設けたのは『執行猶予』である以上、くえすはいつかは優人の日常から離脱し敵対する立場になるじゃないか。結局は戦いの先延ばしじゃないか。
そう思っていた時期が私にもありました。
しかし、今巻ではくえすが『優人がくえすに最も求めるもの』を力の代償として失っている事を示唆する描写が含まれています。
『失ったもの』を取り戻せば、彼女の妖根絶主義も何とかなるかもしれません。望まぬ戦いを避けられるかもしれません。そう思うと、今後も購入意欲が湧いてきます。
今巻は夜光院棺も本格的に登場します。意味不明な常時電波キャラかと思いきや、良い意味で性格悪いキャラでした。