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PICマイコンのインターフェース101 (マイコン活用シリーズ)

価格: ¥3,360
カテゴリ: 単行本
ブランド: CQ出版
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PICマイコンの周辺を敷き詰めた感があります ★★★★☆
PICを利用するにあたって必要とされる周辺回路がほぼ網羅されていて、
それこそ集大成といえる内容であると思います。

PICそのものについては最小限の説明にとどめ、基本I/Oから始まり
内蔵機能の有効利用や外部とのインタフェースまで、それこそ「101」
という数字に示された「定番」回路集と言えます。個々の記事には
それぞれのPICが適用されていますが、もちろんデータシートが読める
方なら他のチップへの応用が十分に可能なレベルになっていますし、
特にPICだけに限らず他社マイコンでの利用も出来るでしょう。

各テーマ毎について見ても、キーとなる使用する部品の定格や制約にも
触れていて記事文章と回路図との連携がとても良く、付属CD-ROMにある
プログラム例と合わせて使うことで、一歩進んだレベルの技術者に
とっても有用な情報源に成り得ます。

なお、前述したとおりPICそのものの解説は巻頭に少し触れられている
程度であり、またPICの基本機能や内蔵機能についてはさほどスペースが
割かれていませんので、他のPIC入門書を読む事が出来るレベルはクリア
できている必要があります。また本書の主たるターゲットはPIC18シリーズ
ですので、PIC10/12/16などへの適応は、記事や回路図を読み解いて
マッチングを行う事が必要です。

とは言っても1冊でこれだけの分量が詰め込まれているので、PICマイコン
の応用システムを設計・製作して行きたい技術者にはそばに置いておき、
何か思いついた時点で参照することでヒントを得たりイメージを明確に
付けたりという事が出来るのではないでしょうか。つまり入門編、応用編に
続く「3冊目の参考書」という位置付けであろうというのが私の結論です。