四書に目を通したいならとりあえずお勧め
★★★☆☆
論語新釈と同じ宇野哲人解説。
論語ほどのインパクトはありませんが、原文掲載で詳しい解説つき。
四書は一通り読んでおこうって人には読みやすいと思われます。
「論語読み」のバックボーンに
★★★★★
勉強途上の身ではありますが、そんなことを言っていたら永遠にレビューできないので僭越ながら。
「中庸」自体は、老荘への対抗という意図もあったようで、天地・宇宙の法則へ及ぶ根本的な思想と、その法則に則った生き方 ー すなわち「中庸」「中和」「不動」「慎独」「誠」 ー が説かれています。私は、これをもって「論語」から朱子学、陽明学まで、広く理解が深まったように思います。
この本については、各章について「字義」「通解」が諸説交えて論じられており、かなり充実した内容になっていると思います(ちなみにベースは朱子です)。「中庸」が初めての方は、巻末の「『中庸』講義」を先に目を通されると理解が早いのではないでしょうか。
悩心解家(のうしんげか)
★★★★☆
「中庸」の‘中’とは、ある一つの考え方とまったく反対の考え方がぶつかった時、両方を統合させて新たな考え方を導きだす という意味です。これも難しい本ですが、おもしろいとおもいます。
トシロー書店
★★★★★
中国古典の「大学」「中庸」はページ数は少なくても中身は実に深い。古典をただ楽しみとして読みたい人は漢文や注釈は無視して読んだ方がいいかもしれません。