心が静かにざわめきます
★★★★★
ラジオでピーター・バラカンさんが「昨年のベスト」と薦めていたのを聞いて購入しました。
始まってすぐに、低い弦楽器の音をバックに落ち着いた力強いボーカルで、大きなリズムの波に乗るように
独特の彼女の 世界に引っ張り込まれて行きます。仕事でささくれた気持ちが静かに解きほぐされるようです。
こちらは輸入版で、CDのジャケットやCDデータベースでも曲目が9曲と日本版(10曲)より1曲少ないのですが、
最後 の曲 「A Ou Ni Sou」のなかにボーナストラックの「The man I love 」が入ってます。Album Detailsの
説明が正解で、実際に入っているのは10曲で同じです。
ただ、曲の順番が日本版では「The man I love 」が9曲目という違いだけです。輸入版の方が安いのでお薦めですね。
アフリカ音楽の底知れなさ!!!
★★★★★
軽やかで浮遊感のある出だしから
徐々に、力強くソウルフルなサウンドへ展開
ポップでリズミカルな曲やBalladも交えつつ
ラストはもっともシンプルな曲でじっくりと聞かせます
曲ごとの巧みな歌い分け
これをささえるのは
言うまでもなく、卓越した表現力ですが、
技術におぼれることなく楽しげに歌っている姿が浮かびます
一般的にはアフリカの音楽といえば
民族的側面を強調した楽曲が想像されがちですが、
より大きな広がりを持った彼女のアルバムをきっかけに
未知の奥深さを持ったアフリカ音楽に触れていただければ
―と思います。
おススメは、なんといっても最初の『Dunia』
思わず、「そい!!!」と掛け声を入れたくなります