SWでの得点を確実にするには、二つ重要な点があるように思います。

ひとつは、SWテストが要求する形式面を落とさないという
極めて単純で簡単なことを怠らないということです。その為にはまず公式問題集などでSWテストの形式面に慣れておく必要があります。
意外とうっかりミスでSWテストが要求する形式面を守ることを現場で忘れてしまうとそれだけでかなりの減点につながるのではと思われるからです。
したがって、直前にあらまてめてばかばかしいようでも公式問題集などでSW試験の形式面を事前にしっかり身につけておくことは重要な気がします。

一方試験が具体的に求める内容・文章構造レベル・時間制限・抑揚の付け方・喋りの区切り方などSWが求めるレベルを満たす為に必要な内容を身につけるための具体的な練習問題・模擬テスト等を提供しているのがこの問題集です。
実際の試験では特にスピーキングなどかなり短い時間で内容のある解答を発音の抑揚などにも気をつけてが高得点のポイントになってきます。付属CDつきで各例題や模擬テストではテスト時間をきちんと与えてあり、模範解答も巻末についていて、この本の練習問題を解くだけでその求められている内容と時間の感覚を養うことができるようになっています。

公式問題集で一定の準備は可能かもしれません。
が、高得点を目指される方あるいは時間がおありになる方はこちらの問題集でSWテストが目指させるレベルについて知り繰り返し練習しておくことは実力要請にもつながり無駄にはならないと思われます。
（蛇足ながら、さらに、写真問題などについては、この本の練習問題を解くほか、先にも書いたとおり、リスニング問題を逆にできる力をつけておくことが重要でしょう。写真をみてリスニング問題の解答レベルのことをすらすら言える・書けるように訓練することは実力養成にもつながるでしょう。）

まだこちらの本を十二分に活用したとは言えないまま先般初めてＳＷを受験してしまいましたが、
今後は公式本で形式面についてこの本で内容面について確実にしてSW試験にのぞみたいと思います。

TOEIC SWテストのスコアアップの学習に最適です。
ただの問題集というわけではなく、高得点獲得を目指す効果的な学習方法を示してくれます。
本書の学習課題を順にこなしていけば自然と得点アップを達成することが出来ます。
問題集というよりは「教科書」なので、練習問題を数多くこなしたい方は他の問題集の購入をお勧めします。


内容は各パートの解説、効果的な学習方法、練習問題となっております。

例として音読問題パートでは、問題の解析、ネイティブらしいイントネーションやリズムでの読み方、テストに向けてのテクニックなどの細かい学習方法が用意されています。
それぞれの学習課題をこなしていくことで段階的にレベルアップを計ることが出来ます。


本書は授業での使用を想定されて作られており、随所に「パートナーと共に練習しましょう」という課題が用意されています。
その為同時期にSWテストを受験する人と共に本書を利用して学習するとより効果的です。

本書はイントロパート以外はすべて英語で記述されていますが、中学卒業程度の英語読解力があれば使用に問題ありません。
二回分の練習テスト問題が付属しているので、学習効果の測定に使用しましょう。