竹工芸の魅力を余すことなく紹介
★★★★★
この本は竹工芸の魅力を余すことなく私たちに見せてくれる本です。満足度は満点です。ただ、読みたい記事はたくさんあるのに、英語なので読めない。その点だけが辛い。しかし、写真の美しさが作品の素晴らしさをよく伝えています。
竹工芸の世界を知らない方がご覧になると目から鱗が落ちるほどの驚きがあると思います。
巻頭の序文にはアメリカ人の竹籠の収集家ロイド・コッツェン氏が書かれています。また、初代田辺竹雲斎氏や飯塚ろうかん斎氏などの解説記事、人間国宝の勝城蒼鳳氏、三代田辺竹雲斎氏と小竹氏、生野徳三氏の芸術論や修業時代の話などがインタビュー形式の記事が掲載されています(全て英語です)。監修、著者、撮影も日本人で、それを英語に翻訳されたようです。
取り上げられている作品は74作品。作家は39人。
竹籠ファンにとっては、たまらない一冊です。
私のブログでもう少し紹介しています。http://kounsai.cocolog-nifty.com/bamboo_baskets/2008/12/post-eb84.html