インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

せんせいになれません 6 (バンブー・コミックス)

価格: ¥680
カテゴリ: コミック
ブランド: 竹書房
Amazon.co.jpで確認
戦慄し、凍りつくシーンもあったりして。 ★★★★★
相変わらず河田等の問題行動は多い(笑わせる)が、また彼等の、特に河田の問題処理能力のスキルの高さには驚かされる。

受け持ち女子たちの取っ組み合いの喧嘩が陰湿な裏サイトのようないじめのベクトルに向かないよう職員室で改めてキャットファイトさせるエピソードはかつて俳優のあおい輝彦氏が不良と決闘することに立会人を引き受けてくれたあおい氏の小学校の担任教師のエピソードに通ずるものがある。

特に今回は、いじめなどの教育問題に敏感な作者が描いたモンスターペアレンツのエピソード(57P)は正直、オチで一瞬息が止まった。これ、4コマギャグまんがなの?河田はあのセリフを誰に言っているの?モンスターペアレンツの親?読者?それとも社会?これは重過ぎるよ。作者は文学部出身で教師の道も選択肢にあったそうだが、間違いなくこの作者の理想の教師追求への道は現在進行形なんでしょう。

どうにも自分は猜疑心が強いのか、つい裏読みや深読みをしてしまうのだが、まー難しく考えないで、教育を遊び倒すという間違った方向へ情熱を向ける無駄に高い教育以外の資質の高さを持つアホ教師四人のアホぶりを今回も前回を上回るパワーで描いた天才小坂氏の勢いは衰えることを知らず、氏が好く後書きで書く「これ以上続けるのはキツイと思うときがある」ということを完全に覆してしまった、121回ですよ、凄いじゃないですか。個人的には池田の「逮捕、通報シリーズ」が定番化してくれれば面白いんですけど。
あと、今回表紙裏のサービスが「ネタ切れか?」と思っていたんですが、本文を読んでいるとその合理性に「なるほどねえ!」と思い知らされました。藤田先生も四人とは反対の意味で壊れかけてるんじゃないかと思わされるエピソードがあったり、相変わらず四人の仲が良いのか悪いのか分からない化かしあいがあったりと、とにかく落ちが読めません、これは凄いよ。今までのシリーズで最高なんじゃないかな。