タイトルに惹かれましたが・・・
★★★☆☆
スパイ小説と知って、期待して手に取ったのですが、それほどでもありませんでした。
短篇ですが、各々は繋がってます。
ひりひりするような神経戦もなく、地味な情報員作業が描かれているといった感じでしょうか。
ちょっと大人しかったかなぁ
★★★☆☆
鉱石シリーズなので凄く期待していたのですが、ちょっと大人し目の連作短編集。1つ1つの話は粒ぞろいなんだけど、全体として盛り上がりにかけるというか。葉山の皮肉とか掛け合いも、本編に比べれば控えめ。ちょっと残念でした。装丁はとっても綺麗で可愛いです。
新作への布石になるか
★★★★★
他社から出ていた鉱物シリーズ、掲載時が2001年のものがやっとまとまって出版されました。
鉱物シリーズでなじみ深い登場人物ほぼ勢ぞろいです。
長い空白を感じさせない内容なので、各国の状況や関係が変わった今読んでも問題ありません。
書き下ろしもいくつかあり、雑誌掲載されたものの狭間を上手に埋めてくれているので、短編として読んでも、それぞれを章と見る長編と読んでも違和感ありません。
革命シリーズを出版している出版社から鉱物シリーズの新作が出たということで、止まっていたこのシリーズの新作も期待できるような気がします。
できればこれを機に、こちらも途中になっているコミカライズされたものもきっちりまとめてほしいし、どうにも不遇なこの鉱物シリーズ、安心して我々が読めるようにしてほしいところです。
待ちに待った鉱石短編集
★★★★★
雑誌掲載から8年以上経ってるのに驚きました。書き下ろしもあり、時事的パンダネタも巧く使っていたので、古くさくなく久々の鉱石世界を楽しめました!
エディの陰険さや、坂下の強引さは相変わらずですが、葉山の成長が伺えます。まだ未刊の鉱石シリーズへの布石だと嬉しい。
…ビーバーの意味は、私でも知っていたので(笑)説明せずに読者を笑わせたかったのかなと思いました。鉱石長編新刊、ぜひ早く出版して欲しいです。