薄いけどOK
★★★★☆
80ページほどの薄い本であり、「不整脈診断」とあるように主に診断について説明されている。いろいろ所見別に鑑別診断の表が載っていてわかりやすい。例えば、「突然長いRR間隔を来たす病態」として PAC with block、洞房ブロックおよび洞性不整脈が対比されてまとめられていてわかりやすい。はじめ図書館で借りた時は全然期待していなかったがコンパクトにまとまっている。治療に関しては軽く触れられているのみでその分★1コマイナスだが、これからも新しい不整脈の薬がどんどん出てくることを考えれば、かえって不整脈の診断のみにしぼって整理するのに役立つ。