著者の友人が死んだ
★★★☆☆
本の中で、著者の友人が死んだ、と書いてあります。アメリカは自由の国ですが、差別もある、という話を聞きます。著者は友人の死を、防ぐことが可能だったと思う、と書いてます。この本は、日本で医学生の間に差別を生み出すためではなく、差別で死ぬ人をつくらないために書かれた本だと信じたいです。
忙しい医学生
★★★★☆
著者は日本の大学で哲学を学び、大学院で生命科学を学んだ後、フルブライトでアメリカに渡り、ハーバードの公衆衛生学、ブラウン大学の医学部を卒業した人物。現在はアメリカで外科医として活躍しているらしい。
本書はブラウン大学在学中に受けた医学教育について簡単に語ったもので、アメリカで医師がどのようにして生み出されて来るのか、大まかに知ることが出来る。
ものすごい詰め込み式の教育で、心身ともに強靱でなければ医師にはなれないようだ。とはいえ、授業や実習にはものすごく工夫が凝らされており素晴らしい。技術者としての医師を養成するには最適の国だと思う。ただ、あまりにも余裕がなく、機械的であって、医師にとって大切な人間性はなおざりにされているようにも感じた。
私には、医師になった友人が多く、彼らを見ていると、アメリカ式医学教育の必要性を痛切に感じさせられたりもするのだが。
アメリカの医学教育に興味がある方は必読!
★★★★★
大変よみやすい本。本が苦手な私でもすぐに読めてしまう本。筆者が実際にうけたアメリカ医学教育をわかりやすく丁寧に述べてあり、アメリカの医学教育はすばらしいとよく耳にするけど、日本となにが異なっているのか、一体どのようなものなのか知りたい人には絶対にお薦めです。
医学教育の日常から実習、就職まで
★★★★☆
著者は、ハーバードとブラウンで医学教育を受けて、その後アメリカでドクターとして活躍されている方。医学教育の日常から大学での実習、課外実習、海外実習、就職まで、さまざまな話題が、筆者自身の経験を通して語られている。医学に携わっていない読者が読んでも、問題なく読み進めることができて、アメリカでの医学教育のさまざまな面を垣間見ることができる。