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EXIT 11 (バーズコミックス ガールズコレクション)

価格: ¥620
カテゴリ: コミック
ブランド: 幻冬舎コミックス
Amazon.co.jpで確認
既に史実から離れて歩き始めているキャラクターたち ★★★★★
 これがあのバンドの歴史を下敷きにしたものであっても、
作者が全キャラクターの心情を細かく描いていることで、
既に彼らは個人として生きていると言ってもいい。

 例えばあのバンドの誰かがこの作品を読んで、「違う」と思っても、
それはこの作品の価値を下げるものではない。
作者があのバンドを愛したのと同じ情熱で、キャラクターを愛したということ。
人間として描いたということ。

 「季節が君だけを変える」(書いちゃった…)という言葉が、こんなにハマる作品はない。
何かに触れる度に自分も変わっているのだけど、他人の変化は予測がつかない。
毎瞬何かを感じる度に、変わってゆくキャラクターたち。
その感性があるからこそ、あの音楽ができた訳で。

 あの電話回線がパンクした日に向かって、刻々と進む時間。
あれはひとつの通過点ではあったかも知れないけど、彼らは進み続けている。
伝説は今も生き続けて、決して終わってはいない。
この先の展開が・・・・ ★★★★☆
 なんとなく分かっているので、辛いところもありますね。
 VANCA 人気が出てきてメディアにも露出が多くなっていきますから、新・旧のファンの間でも色々意見が分かれるところですが・・・・
 
 凡ちゃんは他のお仕事をしたり・・・・そのおかげもあるのでしょうかVANCAの次作にもいろいろアイディアちゅーか思うところも出てきた感じです。

 たくやはメディア疲れでしょうか、そろそろとあるバンドがモデルのこの作品、モデル同様TV出演をやめるのでしょうね(楽)

 凡ちゃんが 作曲で「削るだけ削る・・・」みたいな・・・ゾクゾクしますね。

 
 実際、三つの楽器であの音楽ができるというのは凄いことですよ。
 『BO・・・・』のDVD観たくなった。
とても重要な、過渡的な ★★★★★
夏の野外ライブという「転」の後の、「承」の巻というか、過渡的な話。
遂に売れ始めたVANCA。
全般的に「成功」し順風満帆なのだけれど、それによって逆に、ただ必死で走り続けていた時には見えなかった歪みが、僅かながら姿を現しつつあります。
例えば旧来からのfanの「フツーになっちゃったつーか…」「媚びてんじゃね」という言葉や、メディアの横暴。もちろん音楽的才能の問題や、バンドという形態についての問題も引き続いています。
ただしやはりこの時期は右肩上がりなので、前巻同様、極力VANCAを動かさず、対比であるESK-DUALと高梨雪を使っている感じです。
前巻ではESK-DUALを見せることでいずれVANCAが直面するかもしれない壁を暗示させましたけど、11巻では”乗り越えようとしている”雪を見せて、「大丈夫」と拳を握らせてくれました(そういや9巻で凡ちゃんがたくやの作った曲を偶然聴いちゃったのは、雪の報道を知った直後だったな)。

―――ああ、出来る
      やれる
        もっとやれる

「限界」と思った側から「勝ちたい」と願う振り幅の大きな心理描写は、過渡期であるこの時期の彼らでしか描けないものかもしれない。
ヤマらしいヤマはほとんどないですが、次に壁にぶつかった時彼らがどう切り抜けていくかが決まる大切な時期を、手抜きせずに描いているのだと思いました。

それと、今回は雪がめいっぱい顔を出している(表紙も雪だ!)ので、雪fanは必見です。