こういう本がほしかった。という感じの本でした。
とてもわかりやすく写真が多いのも良かった。
聞いたことあるけど意味がわからない用語や色使いのこと、
きものの種類や格のことなど、初心者〜中級者向けの、
すばらしいテキストだと思います。

「続」編であるが、先の本よりもこちらのほうが
より現実的に地道に着物を買いそろえていく人にとって
役に立つように思う。
奇をてらわないコーディネートを目指す人にとっては必携だ。
とにかく写真が豊富であり、
着物のコーディネートの根本である色づかいをイメージするのに
大変役に立った。
銘仙だとかアンティーク着物だとかが全盛であるなか
長く丁寧に着物を着るという姿勢が貫かれた、
とても良いテキストだと思う。

真っ向勝負のきもの本。写真が何より美しいし
見ているだけで目が肥えていく感じがする豊かな本。
1年目から5年目まで、無理なく楽しく着物と帯を
揃えていくページ、「色がさね」のページなど
なるほどと思うページもたっぷりあって、いつでも
気持ちよくみることができる。

着物一枚に帯三本…という言葉をきいたことがあっても
じゃあ実際にどんな感じ？というのは着物初心者には
なかなかわからない。けれどこの本は、美しい写真と
抜群のセンスによって、合わす帯で着物が変わってみえたり、
同じ帯でも違う着物にのせるとこんなに違う！というのを
きちんと教えてくれる。小物使いのテクニックも一緒に
学べて、みているだけどもとても楽しい。
表紙はちょっと敷居が高い雰囲気だけれど、中身はとっても
親しみやすいお値打ちの一冊。