とても素敵で素直なお祈りの本
★★★★☆
先の方も書かれていますが、子供のための本なのでしょうが、大人が、素直な心で、様々なものに対して、感謝と祈りをささげる心をおもいおこさせてくれる良い本だと思いました。
絵も、とても優しいタッチで好きです。
ただ、お祈りの訳が難しかったのだと思うのですが、お祈りのリズムや抑揚が途切れているような感を受ける部分も。その点で☆4つにしました。
素直な気持ちになれる本
★★★★★
綺麗で可愛い優しいタッチのイラストに包まれた160もの祈りの言葉が乗せてある、オールカラーの非常に美しい本です。
ここで私が「お祈り」とは言わず「祈りの言葉」と敢えて記したのは、訳があります。
この本を読んでハッと気付き大いに反省させられたのは、「祈り」というとどうしても少し構えて、特別な時の為のもの、或は請願のためのちょっと格好を付けた文言‥という意識がありました。本当の意味で祈りが身近なものにはなっていなかったんですね。
でもこの本を読んで改めて気付かされました。そんな特別な仰々しいものじゃないんです、お祈りって。
朝の光が気持ちいい、この食べ物がおいしい、家族の笑顔が嬉しい‥。そんなささやかな小さな感動の一つ一つに「神さま、ありがとう。」それが‘祈り’なのです。根源的な感謝の気持ちを表すこと−これは宗教とは関係ないくらい人間としての、普遍的な感情です。
神様への呼びかけ、神様に対する独り言。難しい言い回しや美辞麗句などは一切必要なかったのですね。
この中にある、特に子供向けと思われる祈りの中には、連れ去りやいじめなど危険にさらされている現代っ子にピッタリのものがあり、とても良いと思いました。
子供はもちろん、男女の別を問わず大人にもお勧めします。ノン・クリスチャンへのプレゼントにも良いかもしれません。
祈りの本質に触れることの出来る、みずみずしい感性を呼び起こしてくれる一冊です。
子どもだけでなく
★★★★★
本のつくりからすると、子供向けに書かれた本であろうと思います。確かに、大人に比べて理屈をこねず、また、理屈の何たるかを知らない子どもにはお勧めです。でも、疲れ果てた大人の心にもすっと優しいうるおいを与えてくれる、という点では、大人が持っていてもすごくいい本だと思います。