しかし、このゲームはWWEレスラーを知らなくても楽しめる。それは今までにはなかったストーリーモードがあるからだ。私はこれにはまった。このストーリーモードの中に、世界最高のエンターテイメントショー(筋書きがある八百長とも言えるのだが)であるWWEのバカバカしい面白さがあるからだろう。このモードでWWEのレスラーたちの筋書きある人間関係が大体わかるようになっている。
やはりプロレスは、プライドやK1とは一線を画した、体をはった筋書きあるスポーツ格闘技であるべきなのかもしれない。だからこそゲームソフトにしたときに違和感なく、そして、面白くストーリーモードが楽しめる。
また、ストーリーモードでお金をためて、とんでもなく奇抜な衣装を購入し色々と着せる行為が許せるのは、格闘ゲームの中ではDOAかWWEくらいだろう。ちょっとエッチ系も入ってますから。
操作もそれほど難しくなく色々な技も出せる。技の種類が多すぎてすべてを確認するのに数年間かかるかもしれない。オリジナルレスラーを創ることももちろんできるし、その出来栄えや動きも非常にリアルだ。
残念なのはオリジナルレスラーでブラ&パンティーマッチができないこと。しかし、それは別な意味でゲーム内容を期待しているアキバ派中年オヤジ族だけなのかもしれないが。
とにかく一本持っていて損はないソフトだろう。