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犯罪学講義

価格: ¥2,835
カテゴリ: 単行本
ブランド: 成文堂
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「犯罪」が起きる要因を探る ★★★★☆
図書館で本書を見て、「犯罪学」なんて学問があるのかと半ば驚いて手にとってみました。
なので素人から見た感想となります。

本書は「犯罪学とは何か」「犯罪減少をいかに捉えるか」等、私のような素人にとって親しみやすい話題から始まります。
そして、性別や自然環境(気候や曜日など)、都市化による「疎外」や遺伝的素質、他者へのレッテル貼りが犯罪に与える影響について詳細なレポートをされています。
例えば、犯罪は4、5月に増加し10月以降減少する傾向にあります。「春になると変な人が多くなる」とよく聞きますが、本当だったのですね。
マスメディアの報道をはじめ、私達が生活していく上で犯罪はきっても(あるいはきりたくても)きれない縁にあります。
そんなとき、本書のように学問としての「犯罪」を知っておくと、普段とはまた違ったものの見方ができるようになるのではないでしょうか。
「最新の犯罪学」??? ★★☆☆☆
最新の犯罪学知識と帯には書いてあるが、とくに犯罪原因論の部分は、いまだにクレッチマーなどが取り上げられており、また、最新の実証的な研究や、新しいモデルなどはほとんど取り上げられておらず、とても最新の犯罪学とは思われない。「破れ窓」をとりいれれば、新しいわけではないので、海外の最新の動向をもう少し勉強してほしい。刑事政策の部分は、いくつか新しい話題も取り入れられているが、基本的には他のどの本を見ても書いてあることが多く、目新しさはない。横書きにして、2色刷にすれば「最新」というのでなく、やはり研究書であるからには、内容を「最新」なものにして欲しいものだ。