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御馳走帖 (中公文庫)

価格: ¥900
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論社
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飽食時代前の心豊かな宴 ★★★★★
内田百聞氏の随筆に触れたのは最近だが、その軽妙洒脱で、戦前の良き昭和の香り高い小品にすっかり魅了されてしまった。阿呆列車シリーズが有名であるが、この本もなかなか。 朝はミルクとビスケット、昼はもりそば、夜は山海の珍味と酒をたらふくやりたいという異色の内容だが、食物自体についての記載は驚くほど少ない半面、抱腹絶倒の交流録や食膳の楽しみが生き生きと描かれている。 特に圧巻は、食堂車の情景。それに比べると今の汽車や飛行機はタダ、A地点からB地点に移る移動手段で、楽しみが少ないと痛感。 ああ百聞先生のようにながれゆく風景を肴に旨いビールと少々のつまみを食堂車でやってみたい。料理を食い散らかすような内容をお望みなら見事に裏切り、心の豊かさを知らしめてくれる本で、評者は心から堪能しました。
先生の腹具合。 ★★★★★
この本を読んでいると、刊行当時食卓の彩りが今より少ないことがよく解ります。

1品1品への思い入れと食べる楽しみが詰まっています。

読んでいるとおからが食べたくなりました。
食べ物にまつわる話、いろいろ ★★★★☆
食べ物を題材としたエッセイ集です。初版は昭和21年。その後に追加されたものも含むそうです。一話が大抵数ページ程度の短さです。いくつか長いものも混じってはいますが。

著者は岡山県から東大へ進学しています。東京に限らず他府県の食べ物をかなり貶す表現もあり、気になる人は気になるかもしれません。人間、食べ物でも何でも、郷里のものが一番と考えるものらしいです。
一畳敷サイズの…!!笑 ★★★★★
いつもマイペース、百閨B
気難しいってか頑固ってか要は天然なのよね、先生は。
他人がプリプリしてるの見るの嫌いなんだけど、
なんでか彼のプリプリは嫌味がなくて楽しめる。
どでもいいけど、「一畳敷サイズのはんぺん」!!
是非オレも食べてみたいものだわ。
食べること生きること楽しむこと ★★★★☆
人間、食べないと生きていけません。食べること。これってとても日常的なことですが、どうせならこだわって楽しんで食べたほうが幸せというものです。飽食の時代=食を楽しめる とは限らないし、貧しい時代=楽しめない とも言えない。いつの時代であろうと、貧しかろうと、裕福であろうと、そんなことは関係ない、食を楽しむことは普遍的なものであるのだと思わせてくれる、そんな本ですね。