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分析力のマネジメント―「情報進化モデル」が意思決定プロセスの革新をもたらす

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: ダイヤモンド社
Amazon.co.jpで確認
BIツール導入の手引書 ★★★★★
企業の情報化レベルを5段階に分けているところが面白かった。
なるほど、そのようなイメージで考えると、少し慣れてきて停滞気味な
自分の中の「情報システム」にも希望が湧いてくるという感じ。

さらにこの本には、BIツールを導入するためのコストをひねり出す方法から
企業の上層部へ働きかけるための政治的なアプローチがレベル別に書かれているという
念入りさである。
自分はBIツールの推進者という立場ではないから「ふーん」という程度だったが
人によってはかなり役立ちそうだ。
経営層もしくは近い方にお勧めします ★★★★☆
BIベンダーのSASさんからのお勧めで購入しました。書かれている内容は、企業の中でデータをハンドリングしている人間なら身につまされる内容です。
データグル(部門データを牛耳っている人物。各部門に存在するデータの教祖)の話が登場しますが、おそらくデータの整理・共有・標準化ができていない企業においては当然のように存在します。
そういう人物は好きでその立場になっているのではなく、情報の経済価値を理解しているものの社内ソースデータがあまりにお粗末な状態で、その場しのぎに作成された様々な他のデータとの照合、複雑な加工を経ないと使い物にならない為、なんとか使える状態に、加工維持している。
そのうちにその人物しか把握できない情報が蓄積されていく。グル(教祖様)の出来上がりです。
それはせっかくの企業資産を無駄にしている状況以外の何者でもありません。グルがある日会社に来なくなったらどうしますか?
さらに昨今のWEB2.0の動きに明らかなようにグル一人で出来ることはちっぽけなものです。様々なセクションのユーザが自由に簡便にデータにアクセス出来、様々な角度からデータ・数字を検討することが出来たら企業が間違いなく活性化します。イノベーションが生まれます。
無いですか?コストの情報は総務部門の一部担当しか見れない、取扱高や粗利は営業本部の人間しか見れない、デフォルトは管理部門しか見れない等。別の企業では無いのですから全部キーとなる情報は見える化、かつ企画を行う際にすぐに関連数字を把握できる環境がベストなのは当たり前の話。本書は、どうしたらそんな素晴らしい環境を作れるのか、そこについて行うべき行動を順序立てて説明しています。
一番重要なのは、経営層の理解・やる気と書かれています。昔は現場で見てくるのが現地現物で状況が良くわかったかもしれませんが、ITがここまで浸透してきた今、現地現物はデータから容易に得られます。ネットショッピングなんて全部データの塊ですよ。読んでみてください。
斬新な切り口ですが、体裁が固すぎて、敷居高い ★★★★☆
一番、夢があっておもしろいのは、最後の、ソーントン・メイの
「刊行によせて」だったりしますが、それはさておき。

企業組織における、情報進化モデルからみた、成長度を5段階に定義し
(個人レベル、部門レベル、全社レベル、最適化レベル、革新レベル)、
各段階を、インフラ、ナレッジプロセス、人的資本、文化、限界などの
指標から評価し、低レベルから革新レベルへの移行方法を、主に米国の
実際の企業例(や、架空の企業例)を用いて、理論的、実践的に説明した
斬新な観点での、企業組織マネジメント論です。

付録には、「情報進化アセスメント用調査票」と題して、実際に
企業コンサル、BI(ビジネス・インテリジェンス)導入にあたっての
ヒヤリング、AS-IS,TO-BEを検討する際の実践的なヒヤリング、チェック
シートが掲載されていますが、これが、普通の人では、思いつかない視点です。

刊行によせて、にあるように、巷にあふれる、ITの本と、リーダーシップの本
もあるが、本書は、「ITリーダーシップ」で、情報管理を経営戦略に利用する
ための、教科書的バイブルといえます。

ただし、啓蒙書ではないので、万人に理解してもうあおう、という意図は
たぶんなく、プロ、業界人、経営層に向けた、インテリジェンス、抽象度
の高いモデル論(だけでもないけれど)ゆえ、教科書的な堅い内容で、気軽に
手にするには、敷居が高いのではないでしょうか。