時間を無駄にしました
★☆☆☆☆
ABAの雰囲気を感じ取るにはいいかも知れないが、他のレビュアーも仰っている通りこれを読んで実践するにはムリです。
実際にABAをするには中途半端な知識とやり方では子供が上達しないので子供も親も萎えてしまいます。
私がそうでした。
指示の出し方や褒めるタイミングなどなど…、ABAはとても奥が深いのです。
子供が自閉症の疑い有りだと分かった当時右も左もわからず、わらにもすがる思いでこの本を買ったが貴重な時間を無駄にしてしまいました。
結局、某親の会に入り正しい知識を教えて頂き施したところ全く有意義語も理解する言語も持たなかった我が子は僅か3週間で自発的に喋りはじめました。
全体を網羅していて
★★★★★
自閉症療育に関する専門書は多いですが、この本のよいところは、生活全領域について、網羅されていて、わかりやすく短時間で読むことができるところです。小学生くらいまでの子どもに適した内容です。具体的で簡単なので、「できそう」と感じる方が多いと思います。読みながら現在行っている療育全体について、振り返ることもできます。応用行動分析(ABA)は、よく知らない方々に「餌付け」や「動物実験」のように誤解されやすく、そういう方々に説明する資料にもなります。
いい本なんですが・・・
★★★☆☆
星三つということで、他のレビュアーの方に比べて辛めの評価になりました。この本は難解な専門用語をできるだけ使わずにABAの基本を説明してあります。しかも日常的な場面でも役立つようにという配慮がなされています。
しかし、この本を読んだあと、実際にそのやり方を試してみて「どうも話が違うな、うまくできないな」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。それはたぶん、この本に書いてあることが間違っているからではなくて、ABAは奥が深くて、全体像を理解するのに、この本だけでは不十分だからだと思います。ですから、専門家の講義にテキストとして使用したり、他の専門書の入門的な意味合いで使うならば最適な本であると言えるでしょう。一方で、これがすべてだという感じで早とちりしてしまうと、少し期待はずれという結果を招くかもしれません。
それから、訳者はアメリカの事情をできるだけ日本の事情に合わせようと非常に苦労されているのがわかります。しかし、意訳を通り越して、意味不明になっていると思える箇所も少しあるようなので、余裕のある方は、原書と併せてお読みになるとよいかもしれません。
分かりやすく実践的
★★★★★
難解な専門用語が出てくることが少なく、専門用語が出てきても説明が丁寧にしてあるので、ABAの初心者にはとても読みやすいものだと思う。具体例が多く挙げてあることによって、実際の療育場面をイメージしやすくなり、分かりやすくとても勉強になった。自閉症の子どもの療育にかかわる人にとっては、読んでおくべき一冊と言えるだろう。
「親と教師のためのガイド」と書名にあるが、親や教師がABAを実践していくことで、障害のある子どもがより快適な生活を送ることができるようになる「子どものための本」でもあると感じた。
実用的!!
★★★★☆
自閉症の子どもの「言語や生活技能の習得をいかに進めるのか?」という際、本書は役立つであろう。介入・支援効果が実証されている応用行動分析の見方と方法によって、具体策が示されている。日本語で読める書籍の中で、読みやすい分類に入る。
特に、「自閉症の子ども」を軸に書かれているが、自閉症でない障害をもつ子どもまた障害をもたない子どもの養育・保育にも役立つヒントがつまっている。きょうだいや親、地域参加に関する記述もある。