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価格: ¥1
カテゴリ: 単行本
ブランド: 文藝春秋
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地に足のついた作品集 ★★★★☆
実に力強く書かれた作品集だと思います。文体は決してスマートではなく、方言があふれていて読みにくいと思うこともあるのですが、それぞれが確信をもって選ばれた言葉であることが容易に納得できます。気負うでなく、醒めるでなく、絶望するでもなく、作者のニュートラルな視点で書かれた三作の物語はいずれも両足を大地につけ踏ん張っているような迫力と説得力があります。
大道作品未体験の方にぜひお薦めしたい作品集です。
酔わずに生きてくということ。 ★★★★★
この小説に描かれる主人公は、何かに酔って生きることを拒否しているように見えます。 かといってクールに澄ましてもいないし、ニヒリズムに陥ってもいない・・・・・。 ただただシラフで日常を送っているのです。
「クール」や「ニヒル」の衣をまとわずにシラフで生きることは、酔うことにちゃんと絶望しきっていないと出来ません。

何かに酔って生きることに違和感や居心地の悪さを感じる方。良かったら読んでみてください。
ある意味、新鮮? ★★☆☆☆
第128回芥川賞受賞おめでとうございます。

「裸」は最初、カタカナがよく出てきて、目がちょっと疲れるな~と、思いました。読んでいくうちに爽快感はないけど、女の情などおもしろく書かれていると思います。私は「ゆううつな苺」がよかったと思います。主人公に同調して切なくなりました。私はミステリー小説が好きだったので、ある意味新鮮でした。次回作も期待しています。