間に挟まれた「古代草木染めの極み」の写真も、興味深い。殊に赤糸おどし鎧。明治時代に修復したそうだが、明治に染めた糸は100年で褪色しているのに、平安時代に染めた部分は1000年の時を経て、鮮やかな赤色を保っている。古代の技術の深さを感じさせる。
巻末で詳しく紹介されている高崎市染料植物園にも是非行って見たい。