表紙とその他の写真を見て購入を決意しました。購入して正解でした。このサイトにもある綺麗な絵が大判のページいっぱいに描かれています。使える絵が見白押しです。

雑誌表紙イラスト・・・５０ページ（メガストア、メンズヤングなど）
テレホンカード用イラスト・・・４ページ
オリジナルイラスト、ホームページ用イラスト・・・５ページ
ゲームイラスト・・・１５ページ（となりのお姉さん、セパレイトブルーなど）
その他イラスト・・・３ページ（コミックアンソロジーなど）

このサイトにもありますが馬に乗った女の子の絵がお気に入りです。

欲を言えばこの本のための書き下ろしが欲しかったことと、作品を描こうと思ったきっかけや作成秘話なども載せて欲しかったと思います。

単純に、八宝備仁氏のイラストを手元においておきたい、という用途で買うなら☆４〜５ぐらいだと思う。

ただ、ひとつひとつの作品に対する氏の考えを知りたい向きにはオススメできない。単純にイラストが掲載されているだけで、氏のコメントはまったく掲載されていないからだ（boin以前に関ったゲームに関するコメントは載っているが）。
やはり画集としてはコメントがないのが痛いだろう。
大半が描き下ろしならばまだ納得もできるが、9割9分は以前の作品の再録。氏のホームページで無料で見れるものも含まれており、「人気絵師のお手軽画集」という印象は拭えない。

ただ、始めにいったように、氏の作品を手元に置いておきたいのなら購入を検討する余地は十分にあるだろう。

オリジナルの絵からゲームでのイラスト、そして後半のさまざまなプロジェクトで描かれたイラストと、よくまとまっています。
10年以上も活躍されている人ですが、ゲーム以外にもこんなに色々なものに関わっていたとは知りませんでした。
アニメ…という感想がありますが、それは「セル塗り」といわれるカラー塗りの技法です。「フーリガン」など、一部のゲームではメリハリをつけるためにこのような塗り方が行われているのです。前にインタビューで読んだのですが、この作者は全てのゲームＣＧを最終的に自分で調整されているとのことです。ちなみにアニメプロジェクトには関わったことはありません（原画を担当したゲームがアニメ化されたことはあるようですが）。
何度も雑誌でインタビューされている人ですが、こういった誤解を解くためにもインタビューの再録をしてもよかったのではないかと思います。
個人的には知らない絵がいっぱいでとてもよかったです。
本当に上手な人はどんな絵を描いても輝いてますね。

オリジナル絵、ゲーム絵、その他絵、作品解説及びインタビューと４部構成になってます。

オリジナル絵は、雑誌の表紙がメインになっており、作家さんの魅力を最も感じることができると思います。書き下ろしも数点あります。(７０Ｐほど)

ゲーム絵は、ＰＣゲームのキャラクターがメインです。　ホームページのトップ絵もいくつかあります。(３０Ｐほど)

その他絵は、文庫本の挿絵、キャラクター、ゲストイラスト、版権イラスト　などです。(２０Ｐほど)

この作家さんが好きな方は、この内容、価格には満足できると思います。

参考になれば幸いです。