正直言って文章だけみれば特に群を抜いているわけではないし、
1,2作ならかえって普通のお母さんが普通に思っていることを
普通の文章でつづった作品、というところに
商品価値があったと思いますが、もういいです。
特に変にギャグをまじえて書こうとしているなあ
というところが多く、それがすごいワンパターン化していてきついです。
そもそも、一主婦がいろんな悩み事を絶妙の絵で
等身大に描いてくれる、というのが高野優さんのポイントだったと思うので、妙にアドバイザーみたいな立場を意識されだしてからは
ちょっとよみづらい。「~~したらいいと思うよ」のような
語りかけがなかった頃の方が漫画から
十分そういう声が読みとれたと思います。
もちろんおもしろいところもあるんですけど、
ただずっと育児図鑑シリーズを読んできたので続きを読みたい、
というだけで読みましたが、育児図鑑シリーズのように
繰り返し繰り返しぼろぼろになるまで読む、ことは絶対しないと思います。