最近、Lotusにハマってます。きっかけはこのCD。「NOMAD」などのスタジオ収録アルバムも購入したけど、知ってる限りベストかと。ジャムバンドでありながら、エレクトリックサウンドでダンサブル。自然と体が動き出すグルーブにどっぷり浸かってます。どっかのレビューにも書かれてたけど、フジロックのヘブンで、かつラストステージで聞きたい…。耳寄り情報としては、ipodのpodcastで、Lotusのライブ音源が無料でダウンロードでできます（なんと1時間以上！）。まさに「LIVE」でこれもいいです。購入を躊躇している人も一聴（？）の価値あり！

これがライブ盤だということには戦慄を覚えます。
スタジオ盤と錯覚してしまうほどの完璧さ。
演奏の実力はまさしく鉄壁。美しい。

「ジャムバンド」っていうんですか？
次々とカテゴリーが増えて混乱しますが、
確かに「ポストロック」で括られているバンドとは
プレイスタイルが明らかに違う。
サウンドでは通じ合う部分があるが、
これを聴くと「ポストロック」が随分どんくさく感じられてしまう…。
特にギターが洗練され具合が違いますね。
グルーヴィーなベースラインも絶品です。

音響的なアプローチも積極的、
しかし基調としてジャズ、ファンクが確実に大地を作っていて、
そこにダンスミュージックのエッセンスが散りばめられている。
書いてしまうと凡庸なレコードのレビューみたいですが…。

ジャケットもカッコイイ。

ジャムバンドのライヴ。素晴らしい内容です。テクノやジャズといった音楽を取り入れながら淡々と、クールに紡いでいく。王道ジャムバンドの持つ泥臭さやテクに走る感じは一切なく少ない音数と無機質なサウンド(いい意味で)と宇宙の彼方へと誘うジャムが結び付き、聴く者をフワフワ宇宙遊泳に連れていってくれる。レイヴ系が好きな人にもお勧めです!

従来のジャム・バンドというと、曲の展開が激しい、というイメージがありますが、このバンドはそれほど激しい曲展開はありません。どこか淡々としていながらも、心地よいグルーヴ。効果的なエフェクトを使ったギター・プレイを中心に、コロコロと転がっていくような演奏が展開されていきます。アンビエントなサウンドも魅力的です。一度ハマったらなかなか抜け出せない、ドラッグのような魔力がこのアルバムには潜んでいます。ジャム・バンド好き、もしくは気になっている方は一度聴いてみて損はないでしょう。オススメです。

Sound Tribe Sector 9、Particle、New Dealらと同様に、いわゆるエレクトロニカ・ジャムバンドに分類されるであろうバンドの2作目で、Home Grown Music Networkからのリリース。
インプロヴィゼーションを得意とするライブバンドにふさわしく、予想通りのライブアルバムでした。

時にグレイトフル・デッドを、時に（ロバート・フリップ＆エイドリアン・ブリューによる）キング・クリムゾンを思わせる、ナチュラルグルーヴと巧緻を兼ね備えたツインギターのアンサンプルが売りです。
5人組のうち3人が、ドラム、ベース、ギターの専任奏者。
残る2人のうち、1人が演奏面でも作曲面でもリーダー格で、ギターとシンセサイザーを兼任。

もう1人がパーカッションとHand Sonic (電気パーカッション)を担当しています。

オーバータブなしのライブならではの無駄のないサウンドで、美しいグルーヴとメロディが楽しめる好盤です。冒頭にあげたバンド群のファンのみならず、アンビエントテクノやチルアウトのファンにもお勧めします。