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モントルー・アフター・グロウ

価格: ¥2,500
カテゴリ: CD
ブランド: ユニバーサル ミュージック クラシック
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昔は過激だったんですね・・・。 ★★★★☆
 いろいろな人たちがこの当時の山下トリオのライヴについて書き残している。それは半ば伝説となっている。例えば過激すぎる演奏が聴衆を完全にノックアウトして、失神者が続出(!)したとかのやうな話がまことしやかに伝えられている。最近では音元出版の「アナログ」28号で、ドラマーの森山威男とピットインのオーナー佐藤良武氏の対談で同様の想い出話が披露されている。私は当時の生演奏を聴いたことがない若い世代である。したがって当時の演奏は録音で聴くしかない。ところがこの時期の山下トリオのライヴアルバムは何種類か出ているが、どのアルバムも「伝説的な熱狂」を十分には伝えていないと思われる。それほど生演奏とレコードの隔たりは大きいし、旬の演奏を的確にレコード化することは至難の業なのだと、あらためて思う。

 本アルバムはその中にあっては、当時の演奏のエネルギーを比較的忠実に再現していると思われる、'76年のスイスはモントルーでのライヴ。1曲目にアルバート・アイラーの18番「ゴースト」を持ってきたのにも驚きだが、即興演奏に「赤とんぼ」や「セント・トーマス」を引用し、最後にはハナモゲラ的絶叫を繰り出す坂田の芸人根性に大拍手。ところが本領は次の「バンスカリーナ」にある。山下のペンによる印象的なテーマは、このトリオの絶好の即興主題であることがこの演奏を聴いてもよくわかる。あるときは優しく、あるときはテンポを速めて過激に、三人がテーマを自在に操って即興演奏を繋いでいく。そして小山のドラムソロを挟んで怒涛のフィナーレに持ち込む。

 難を言えば元々録音が良いわけではないので、CD化されてもたいして変化はない。ところで山下さんはどうして本アルバムのような演奏を止めてしまったのだろう。心の(?)師匠のセシル・テイラーは現在も全く演奏スタイルを変えることなく「老いてなお盛ん」というよりも、演奏そのものがドンドン若々しくなっているやうにすら感じるのに。老けこんで守りに入るのはまだまだ早いと思いますが・・・。
赤とんぼ ★★★★★
ゴーストが最高。赤とんぼは吹くはセントトーマスは吹くはハナモゲラ語はシャウトするは坂田明が絶好調だ!
やっぱ、バンスリカーナやな〜 ★★★★★
学生の頃、自由が丘のALFIEで初めて聞いて参りました。
印象的なピアノから始まって、ジャケット写真そのまんまの坂田サックスと
写真のイメージと違い過ぎるぞ!小山ドラム。
中盤の、ズダダダダダダダダン、が腹にしみました。
30年ぐらい経つんでしょうね。こういう音源がCDで再販されるって嬉しいですね。
今でも腹にしみます。
国内の旧JAZZ音源って不当に扱われてると思うのは私だけ?
頑張れ日本のJAZZレーベル!