本作は「合い鍵」（広末涼子・玉山鉄二）の姉妹作だが、こちらもフラーム所属の女優が中心を占めている。戸田恵梨香・秋田真琴のふたりが同僚ＯＬとして共演しているのだが、作品の出来としては本作の方がいい。とにかく作りがＰＯＰでカラフルなのだ。これはＰＶを多く手がける石井監督の力量によるものだろう。特にオープニングで戸田恵梨香が歌いながら歩くシーンの出来栄えにはびっくりした。戸田のみならず、エキストラまでＰＯＰな衣装に身を包んでいて、ミュージカルのようだった。平岡祐太と黄川田将也も持ち味を生かした役柄・演技であり、安心して観ていられたし。戸田恵梨香扮する羽月は、平岡・黄川田のどちらを選ぶのか？凄く真っ直ぐなエンディングにも好感を持てた。アットムービー製作の作品では「シムゾンズ」に勝るとも劣らない出来だと思う。残念なのは上映時間だ。企画ものとはいえ、やはり４５分は短い！せめて９０分の尺は欲しかったなあ。石井監督には早く長編を撮ってもらいたいものだ。星４つ。

50分弱というショートムービーであったせいか、どうも話の筋が見えにくかった気がする
何となく、あーこういうことなんだろうな、という脳内補完・補足はできるのだが、ストレートに伝わりづらい気がした
しかしながらPV監督なだけあって、カメラワークや色使いのPOPさは秀逸だった
観ていて楽しい画面作りという点では、『マリーアントワネット』に迫るものがあったと個人的に思う

角田光代の「presents」といった小説が基になっていますので、広末涼子・玉山鉄二の「presents 合い鍵」といった作品も姉妹品といった形で存在する変わった一作。

この作品では連ドラで好青年役をやることが多かった平岡祐太がダメ男を演じていて新鮮味がありましたが、いかんせん映像はカラフルにしていましたがあっさりとした作りで何も残らない映画です。

やはり「ファン映画」でしょう。

人ってさ― 色んなこと忘れるよな

という雪の中での平岡のセリフが今でも思い出せる 短い、音楽的なラブストーリー。

戸田恵梨香のファンなので迷わず購入しました。こんな短い映画を見たのは始めてで新鮮でした。服装などがカラフルすぎるくらいカラフルでしたけど、戸田恵梨香とか可愛く着こなせてたし新しさが出てたと思います。
本編自体は短いですが、あいた時間にサラッと観れますし、戸田恵梨香や平岡君のインタビューや撮影裏なども収録されてて僕的に満足です!!