ちょっと一息もいい
★★★☆☆
ホントはヤクザがいない世界がいいのかもしれない。
しかしながら、時代小説には、時折、いいヤクザというモノが存在している。
居眠り磐音シリーズでは、権造親分一家だ。
金貸しで阿漕で、一度磐音にやっつけられるのだが、彼は彼なりに貸した金を催促しただけなので、高利であることが磐音の気に入らなかったことで、出会いでいうと、磐音のほうが無理を通したことになる。
まあ、それが縁でその後もちょくちょく付き合いがあるのだが、どこか憎めない存在として描かれている。
この巻では、重要な情報提供者だ。それも正義感に駆られてでないところが、登場人物のかき分けで、佐伯泰英のしっかりしたところだ。
ほかにも、お姫様の桜子様のアタックもある。
斬り合いはあるのだけれど、平和な巻だ。
今後の新たな展開を予感させる一作
★★★★☆
シリーズ11作目。本作は切れ者笹塚の危機など、相変わらず読み応え十分。
また、関前藩との距離置き、桜子・髭の意休等の新たな人物の登場で
今後新たな展開を予感させ、またも物語が大きく動き出しそうな気配。
次作も見逃せまい。
次作が待ち遠しいのは、ひょっとして作戦ですか?
★★★★☆
検索したら佐伯泰英で「初花」ってのがひっかっかたんですが、これってこれって待望の「鎌倉河岸」でしょうか?えーと、本作も楽しいですよ。磐根さんはじめ宮戸川の面々も元気そうだし、何しろシリーズ物ってのはメンバーが楽しみなもので。ファンの皆さん、お待たせでした、買ってくださいねー。
危うくダブるとこ!
★★★☆☆
うーん、佐伯氏の作品はハズレなしで代価分は必ず元を取っていると思うのですが、あの読み応えにしてこのハイペース。書店の平台にあると、うっかりダブリで買っちまいます。売れっ子作家ということで出版各社の談合でもできているのか、各シリーズが連発する傾向にあるので…。あっ!ハート(が変換できねぇ)とそのままレジへ直行してしまう恐れが…。「お紺恋々」て章の題名で回避しました。あぶねぇあぶねぇ。人気作家さんのは古書店でも買い叩かれるのでね。作品自体はおなじみの面子で安心して楽しめるって感じです。
白鶴登場
★★★★☆
最近ペースアップしている居眠り磐音シリーズですが、久しぶりの白鶴登場です。あいかわらずじれったいですが、楽しめます。
未解決な事件もあり次巻も間を数に出るんじゃないかと思います。
悶々とすごすのかなぁ磐音は。